2019年6月伊奈町議会
令和元年6月議会一般質問
2019年6月20日本会議
 

議席番号14番、立憲民主党の青木久男です。発言の許可がありましたので通告に従い順次ご質問申し上げます。

 私の質問は1平成29年度財務書類4票について、2.空き家バンクについて、3.広域ごみ処理場候補地についてであります。

 それではまず1問目です。各自治体の財務書類4票については地方公会計発足以来、基準モデルと総務省方式改定モデルのどちらを使うかは各団体に任せられていました。前者は発生主義、複式簿記の採用で個々の取引まで遡った検証が可能であり、後者は個々の複式簿記でなく既存の決算の統計情報を使用するため固定資産の時価評価はできませんでした。長所としていえば既存の数値が使えるため作成が比較的容易なため全国の多くの自治体がこの方式を採用してきました。当町も例外ではありません。

 地方公会計導入以来しばらく上の両方式が混在していましたが総務省はその後、資産や負債を的確に把握できるメリットのある統一的な基準で作成するよう全国の自治体に通告しました。これにより同一規模の自治体間での財政状況の比較も可能となりました。

 町の財務書類4表は昨年3月発表の平成28年度版から今までの方式を改めいわゆる統一的な基準に基づいて作成されています。

 そして今年の3月には統一的な基準に基づく財務書類の第2弾である平成29年度町財務書類4表が公表されました。

 そこで質問です。1. 28年度版より改善された点は何か。2.活用方法はどうか。3.公表時期を早めることはできないか。です。

 

 次に大きな質問の2番目、空き家バンクについてお伺いいたします。

 町内の空き家については個人の財産でありますから所有者の意向が最優先されますことは言うまでもありません。私はそのことを踏まえたうえでしかしながら資産の有効活用ということで所有者の意向にも合致する何かうまい方策はないかとかねがね考えておるものです。空き家の態様は新旧といい大小といい様々で一概ではありませんが、そのままでも十分使えるものをはじめ少し手直しすればどうかなというものまでふくめて活用を促進する施策を考えてもいいのではないかということでかつて本壇上で空き家バンクの活用を提案した経緯があります。以来3年ほど経過したこの4月から伊奈町空き家バンクが発足されました。上尾から鴻巣までの県央地区4市1町の共通の取り組みとしての施策のようですがこれによって空き家の有効利用が一層促進されることになれば幸いです。そこで質問です。新たに設置された「伊奈町空き家バンク」のコンセプト及び状況並びに課題はどうかお伺いいたします。

 

 最後の質問です。上尾市と伊奈町での広域ごみ処理場候補地について伺います。今年の3月上尾・伊奈広域ごみ処理施設候補地選定基準案が 議会に報告されました。施設規模の算定に当たり(A)施設開始予定の令和15年度両市町の11日当たり予測ごみ排出量と()両市町当初人口と開始後10年の推移が示され,A,Bをもとに新設処理場の計画年間処理対象ごみ量が推計されています。    これによると施設開始時の令和15年度が58,284,65tで最大で以後年を追うごとに減少し開始後10年では95.5%になると予測されています。それにプラスチック容器包装を再資源化するにはそれだけの施設も必要なことからそれも想定すると建屋建築面積合計では14,300uとなります。処理場敷地では県条例の緑地、雨水調節地ならびに両市町に初導入の災害廃棄物仮置き場を確保すると60,000uの敷地が必要になるとのことです。

 さて、60,000uの土地を年度末までに探し選定することになるのですが、1.年度末までの候補地選定タイムスケジュールを示してください。また、新施設の候補地については両市町で地図上から抽出した候補地と公募のあった候補地を合わせて比較評価し最適な候補地を選定するとのことだが、その公募条件は何かお伺いいたします。