決算特別委員長の青木久男でございます。
決算特別委員会の審査の概要をご報告申し上げます。
全議員参加の委員会ですので、簡単にさせていただきますことをご了承願います。
期日は、(平成14年)10月30、31の両日であります。
まず、1日目からご報告いたします。
10月30日、午前9時開会。
会議には、全委員並びに町執行部からは町長を初め、助役、収入役、教育長、各担当課長らが出席いたしました。場所は、全員協議会室。
まず、町長からあいさつをいただきました。
続いて、収入役から決算書1か所の金額訂正と、担当課長からは参考資料の訂正と追加が報告されました。両訂正とも単純なもので、全般に影響するものではないということでした。
本委員会に付託されました案件は、認定第1号から認定第7号までであります。
初めに、認定第1号 平成13年度伊奈町一般会計歳入歳出決算認定についてを議題として審査に入りました。
まず、歳入全般についての審査の概要を申し上げます。
委員から、決算報告そのものについて、今後主要な施策の成果分析を文書化してもらいたいとの質疑があり、町長からは個々の答弁の中で開陳させていただきたいが、今後検討しながら考えていくとの答弁がありました。
次に、歳入の実質審議に入りました。
委員から、不納欠損額並びに滞納繰越分の状況についての質疑がありました。執行部から、197
件、 100人、計 777万 1,363円を不納欠損処分したが、その原因は消滅時効によるもので、理由は所在不明69件、無財産74件、生活困窮54件とのことでした。滞納繰越分については、5年滞納分
5,414万円余りを初め、各年分が開示されましたが省略します。
委員から、外国人に対する課税と不納欠損に関して、滞納繰越分の予算の立て方、時効の問題、法人税がふえているが、不況の折、町内業者の現在状況、差し押さえとか競売の実際について、農協及び選果機の固定資産税の賦課について質疑がありました。
執行部から、外国人には、引き続き1年以上の居住者に課税しているが、人数等は今は把握していない。滞納繰越分については、常に総額の圧縮を心がけているものの、思うように徴収できないのが現状で、収入としてある程度見込める額を予算として措置している。滞納分の中では、差し押さえや分納誓約等で時効が中断しているものもあり、これらが不可能な残りの一部がやむなく不納欠損として処理されている。法人税に関して製造業が増加、廃業・廃止は、製造業・小売業が多い。差し押さえや競売についての配当では、徴税分
178万3,186 円、国保税分では85万 4,795円の換価があった。町独自の競売はやっていない。梨選果場の課税について、平成14年度から法律どおりに課税したとの答弁がありました。
委員から、1、実質収支比率 6.8%は高すぎる、もう少しお金を有効利用したらどうか、2、公債費比率は適当とされている範囲内だが、これにとらわれず、やるべきことはきちんとやるべきと考えるがどうか、3、一番心配なのは、経常収支比率が87.2%になっていることで、これが高くなった理由と、今後これを抑える方策についての質疑がありました。
執行部から、1の実質収支比率は、できるだけ標準的な水準に近づけるよう配慮が大切だ。2の公債費比率は、健全運営がなされていると判断している。最後の経常収支比率だが、ここ数年高くなっている理由に、減税補てん債と臨時財政対策債の2つの借金が挙げられる。いずれにしろ、今後経常収支比率をできるだけ抑えていくことが大事なことだとの答弁がありました。
次に、歳出について。
まず、第1款議会費の審査に入りました。
委員から、議長公用車を廃止してはどうか、特別職である議員の歳費が低いのではとの質疑があり、執行部から、議長も公用が多く、ないと大変かなと思う、先日の特別職の報酬審議会に町長の給料が高いので配慮するよう諮問した、今は結果待ちだとの答弁がありました。
続いて、第2款総務費の審査に入りました。
委員から、功労者表彰について、技術畑にも日の目を当てるべきだとの質疑に、今後心していきたいとの答弁がありました。
委員から、産業医の職務状況、職員研修費補助金の使途と不用額が多すぎる点について質疑があり、執行部から、産業医には、月1回定例日に職員の心のケアも含めて健康相談に乗ってもらっている、後者は、職員相互の親睦を深めながら、ひいては事務の円滑化を図ることがねらいの補助金だとの答弁がありました。
さらに委員から、予算枠をきっちり使い、幅広いしっかりした研修親睦をしたらとの質疑に、今後中身を濃くするように持っていきたいとの答弁がありました。
続いて委員から、総務管理費のうち、事務機賃借料で予算
423万円の不用額 240万円の説明、吸煙機の設置状況、工事請負費で予算
150万円の不用額97万 5,000円の説明、予算化されているのに執行されていない負担金の説明、予算額の64%でできた委託の説明、74%しか使われていない街角消火器決算についての質疑がありました。
事務機賃借料は、主なものでコピー料金が
100万円ほど残り、例規集のデータベース化で安定稼働だったため、60万円ほど安くなったためだ。吸煙機は、庁舎内11台、総合センター3台です。工事請負費は、もともと庁舎の緊急修理に対応する予算であったこと、ゼロ決算の負担金は、上尾との広域行政協議会のもので、審議事項なしで、会議そのものが開かれなかったこと、委託料は男女共同参画プランの作成で、4社の指名競争入札の結果であった、金額差はあるが、当初の予定どおり、内容に変更はなかった。街角消火器は、半額地元負担でもあり、今回は申請が少なかった等々の答弁がありました。
委員から、自治振興費約15万円の不用額のお尋ねがあり、執行部から、栄南区で区長が選出されて、3月1日から本決算末日までの1か月の委嘱によるものだとの回答がありました。
委員から、旅費について、特に特別旅費はかなり不用額を出している理由、町長交際費、執行額が少ないが、予算額を減らすとか不用額を減らすなりすることが必要だが、その見解、町税徴収嘱託員賃金について、嘱託員の人数、夜間や休日の訪問の有無等についてお尋ねがありました。
執行部から、特別旅費は町長の県外研修のため予算化したが、社会情勢と諸般の理由で可能な限り控えた結果だ。町長交際費は、華美になることを控え、新生活運動を遵守したり社会通念上儀礼の範囲内にとどめた結果だ。町税徴収嘱託員については、1名にお願いした。延べ
175日の稼働で、 747万円ほど臨宅徴収できた。平成13年度中は、計4日間、日曜日に正職員と一緒に臨宅徴収した実績があるとの答弁がありました。
委員から、新都市とか商工会の用地で、地権者から町が借り受け、又貸ししている理由、弁護委託料の詳細について、質疑がありました。
執行部から、弁護委託料は、1つは斎場関係の着手金34万
2,300円、もう一つは町が被告になっている名誉毀損の損害賠償裁判の着手金と日当で、13万
3,600円とのことでした。用地の又貸しの件は、当時、地主との協議の中で、町ならば貸してよいという意向があったことなどが答弁されました。
第2款総務費の質疑を終了、認定第1号の残りの項目については、翌日引き続き審査することにし、1日目の審査を終えました。午後4時48分でした。
10月31日9時、全委員出席のもと、決算特別委員会を再開しました。
認定第1号の第3款民生費について、委員から、老人保護委託料と在宅介護支援センターの運営業務委託料についての質疑があり、執行部から、家庭において保護を受けることが困難な老人を養護老人ホームに措置するもので、2人の方を措置した。減額となったのは、措置人数が少なかったからだ。また、これまで地域型ということで1か所だったものが、県の指導で、その上に指導的立場の基幹型の在宅介護支援センターを設置し、それを社協の方に委託したものだという答弁がありました。
委員から、総合センターバスの契約内容等について質疑がありました。執行部から、送迎バスは、当初入札だったが、現在随意契約だとの答弁がありました。
委員から、老人福祉センターでは、一部の人の行き過ぎた振る舞いで弊害が出ているようだが、指導なり管理なりしたらとの質疑に、執行部から、利用者が一日楽しく過ごしていただけることが運営の基本だ、努力していくとの答弁がありました。
委員から、寝たきり老人と介護基本手当に関して、町内の該当者を把握する方策について質疑があり、執行部から、実数はともかく、申請の出た方を対象にしている。申請が出ない場合、民生委員の情報をもとに、担当課員が出向いて対応するとの答弁がありました。
委員から、保育行政調査委託料の予算 272万円が
147万円と格安になった理由や内容、結果、今後の生かし方を問う質疑がありました。
執行部から、委託料は3社による指名競争入札の結果が出た。内容は、現状分析やアンケート、将来推計による整備計画等で、児童クラブでは時間延長の声がかなりあったので、今年度多少だが応じることができた等々の答弁がありました。
委員から、結婚相談員補助金だが、成約1件に対し、費用弁償等で34万
7,200円かかっているがとの質疑に、相談件数22件、新規登録者が9件とふえている。最近、少子高齢化等で、今後必要があると思い、推進していきたいとの答弁がありました。
委員から、管外保育委託料が、予算よりはるかに多かったが、管外委託の指針を問う質疑がありました。管外保育委託は、どちらかというと、限定的に町内にしなさいとは言えないという国の指導もあり、保護者の希望を入れた形になるとの答弁がありました。
委員から、保育関係で、保母の配置は法定どおりか、長時間保育と臨時職員の関係の質疑がありました。執行部から、保育士の配置関係では、できるだけ多くの入所希望者に対応するため、国の
125%まではよしという方針もあり、保育士の増員もしてもらってはいるが、それでも足りない状況の中、臨時職員を配置して、保護者の希望にこたえているのが現状だ等の答弁がありました。
次に、第4款衛生費の審査に入りました。
委員から、合併浄化槽補助金に関して、大宮広域救急医療センターへの負担金が、13年度で終わるが、それにかわる体制、特に小児医療について等の質疑がありました。
合併浄化槽補助金は、新築時しか申請が上がってこないが、くみ取りや単独からの改造の申請にも応じたいと、基本的には思っているとの答弁があり、小児医療については、当面小児救急の体制がとれるまでは、今までどおり受け入れてくれるよう、さいたま市に願い出ている。岩槻の県立小児医療センターでも、今年度からこの体制を整えているとの答弁がありました。
次に、第5款農林水産業費並びに第6款商工費の審査を報告いたします。
委員から、ワイン加工を含む農産物加工品研究事業委託金に関して、また転作絡みの補助金、新規就農者確保に関する補助金について質疑がありました。
執行部から、ワイン加工は今年度立ち上げた。転作絡みの補助金は、目標
120%達成した、13年度は2人新規就農者が出た等の答弁がありました。
委員から、商工会運営費補助金に関して、
1,120万 5,000円は、各部会等のどこに配分されているのか、県と同様、町も監査したらどうかとの質疑に、補助金は、総体事業費の中でくるまってしまっていて、それらがどこに使われているか定かでない、実績報告が出ているので、それに疑義が生じた場合は監査に入るとの答弁がありました。
続いて、第7款土木費の審査に入りました。
委員から、工事入札結果を見ると、きれいに数字がならんでいるようだがとの質疑に、執行部から、入札については、町では予定価格を事前公表しているから、このような数字が発生してくるのではないかとの答弁がありました。
また、委員から、作業員の賃金、現在3人だが、時節柄ふやす考えはないか、町がJRに支払い義務のある新幹線側道の問題ははっきりしているが、ニューシャトル全線開通で、町道を広げて開通したときに、国鉄に請求する部分、ここの明確化はどうなっているか等の質疑がありました。
執行部から、作業員の増員は検討させていただく、また最後の件は、JR大宮支社の方は東京本社ともう一度協議、確認をしてみたいと言っている、そういうことで現在終わっているとの答弁がありました。
続いて、第8款消防費の審査に移りました。
委員から、消防職員の給与と出張旅費の改善についての質疑があり、執行部から、今後とも現在の方法でいくとの答弁がありました。
続いて、第9款教育費の審査に移りました。
委員から、給食費の滞納状況について質疑があり、給食未収金は54万
150円だったが、その後返済があり、35万 5,000円に減っているとの答弁がありました。
委員より、ふれあい活動センターの下水道の負担金の負担区のお尋ねに、栄の第9と同じ料金との答弁がありました。
委員より、奨学金の貸し付けや滞納状況の質疑に、奨学金は11件で、滞納は1人いるとの答弁がありました。
続いて、第10款公債費、第11款諸支出金、第12款予備費の審査に入りましたが、質疑なく、ここで歳出の質疑を終えました。
次に、実質収支に関する調書及び財産に関する調書について審査に入りましたが、質疑なく、以上をもって認定第1号の質疑を終えました。
続いて、討論に入りましたが、反対意見、賛成意見の発言なく、討論を終結しました。
続いて、採決に入り、平成13年度伊奈町一般会計歳入歳出決算認定について、原案のとおり認定することに賛成の方の挙手を求めたところ、挙手多数でした。
よって、認定第1号は、原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。
次に、認定第2号 平成13年度伊奈町老人保健特別会計歳入歳出決算認定についての審査に入りました。
委員から、町の拠出金増加と、一部負担金がふえて診療を控えてしまう傾向があると言われているが、この点で何か変化があるかどうか、ことに歳出での不用額2億
5,000万円との関連を問う質疑がありました。
執行部から、老人の方が医療機関にかかると、どうしても日数も病気の内容も複合的で、医療費がかさむということで、やむを得ないと考えている。負担増で、本人が診療を控えることによっても、この医療費不用額になった影響もあるかと思うが、それがすべてとは思わないということでした。
次に、実質収支に関する調書については発言なく、質疑を終わり、討論に入りましたが、反対、賛成の発言なく、討論を終結しました。
続いて、採決に入り、平成13年度伊奈町老人保健特別会計歳入歳出決算認定について、原案のとおり認定することに賛成の方の挙手を求めたところ、挙手多数でした。
よって、認定第2号は、原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。
続いて、認定第3号 平成13年度伊奈町国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定についてを議題とし、審査に入りました。
まず、歳入について、委員から、法定減免の世帯数及びその総額、職員給与がきちんと基準財政需要額に入っているかどうか、同じく一般からの繰入金
5,000万円を増額していく考えはあるか等の質疑がありました。
執行部から、法定減免は、医療分として4割軽減
123世帯、6割軽減 712世帯、介護分を入れると総額
2,200万円だ。職員給与は、 3,030万円ほど基準財政需要額に算入されている。その他繰入金の増額は、今後国保税の実態も十分考慮して、一般会計財政状況をあわせ見ながら検討したいとの答弁がありました。
次に、歳出について、委員から、調剤費を抑えるため、同じ効き目なら高い新薬より安い後発の薬を使うような手だてはないかとの質疑に、医師の判断による投薬に、間違いだということの指摘はできないとの答弁がありました。
次に、実質収支に関する調書は発言なく、質疑を終わり、討論に入りましたが、反対、賛成の発言なく、討論を終結しました。
続いて、採決に入り、平成13年度伊奈町国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について、原案のとおり認定することに賛成の方の挙手を求めたところ、挙手多数でした。
よって、認定第3号は、原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。
続いて、認定第4号 平成13年度伊奈町公共下水道特別会計歳入歳出決算認定についてを議題とし、審査に入りました。
質疑なく、質疑を終わり、討論に入りましたが、反対、賛成の発言なく、討論を終結しました。
続いて、採決に入り、認定第4号 平成13年度伊奈町公共下水道特別会計歳入歳出決算認定について、原案のとおり認定することに賛成の方の挙手を求めたところ、挙手全員でした。
よって、認定第4号は、原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。
続いて、認定第5号 平成13年度伊奈町中部特定土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算認定についてを議題とし、審査に入りました。
質疑なく、質疑終わり、討論に入りましたが、反対、賛成の発言なく、討論を終結しました。
続いて、採決に入り、認定第5号 平成13年度伊奈町中部特定土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算認定について、原案のとおり認定することに賛成の方の挙手を求めたところ、挙手全員でした。
よって、認定第5号は、原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。
続いて、認定第6号 平成13年度伊奈町介護保険特別会計歳入歳出決算認定についてを議題とし、審査に入りました。
歳入について、委員から、未収金92万 1,000円があるが、内訳とペナルティーを受けた人がいるかどうかとの質疑に、執行部から、未収はすべて1号普通徴収分で、そのために保険が利用できなくなったという人はいないとの答弁がありました。
歳出について、委員から、施設不用額が 7,500万円出ているが、施設不足のため、利用したくとも利用できないということはないか、在宅もいろいろなサービスが不用額になっているが、負担が多いので自己規制している面もあるのではとの質疑に、施設が少ないとの苦情は特にない、在宅は利用料減額も考えているとの答弁がありました。
実質収支に関する調書については質疑なく、質疑を終わり、討論に入りましたが、反対、賛成の発言なく、討論を終結しました。
続いて、採決に入り、認定第6号 平成13年度伊奈町介護保険特別会計歳入歳出決算認定について、原案のとおり認定することに賛成の方の挙手を求めたところ、挙手多数でした。
よって、認定第6号は、原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。
最後に、認定第7号 平成13年度伊奈町水道事業会計決算認定について審査いたしました。
委員から、水道料金の値下げは可能ではないかとの質疑に、執行部から、一人当たりの使用料は減少傾向にあり、値下げについては、今後考えていないという答弁がありました。
委員から、人口の増加に反して、排水量が減った理由等が質疑されました。執行部から、人口が張りついてきて、水の使用も比較的多くなりましたので、水質管理の面での捨て水が少なくなったということではないか等の答弁がありました。
ほかに質疑なく、討論に入りましたが、反対、賛成の発言なく、討論を終結しました。
続いて、採決に入り、認定第7号 平成13年度伊奈町水道事業会計決算認定について、原案のとおり認定することに賛成の方の挙手を求めたところ、挙手全員でした。
よって、認定第7号は、原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。
以上で、決算特別委員会に付託された案件の審査はすべて終了しました。
以上をもちまして、決算特別委員会の審査報告を終わります。
質疑等、多くの面で割愛させていただきましたことをご容赦ください。ありがとうございました。