平成24年12月伊奈町議会本会議


◆ 議席番号13番の
青木久男でございます。
 ただいま議長から許可が得られましたので、通告に従い質問を申し上げます。
 私の質問は、学校教育について2点でございます。
 町教育委員会では、「学んで広がる夢空間」をキャッチフレーズに、特に学校教育におかれましては、「生きる力をはぐくむ魅力ある学校づくり」を掲げ、諸施策を推進してこられたことに、深く感謝申し上げます。
 先日の教育委員に再任されました澤田委員の本会議壇上での就任あいさつで、私が印象に残ったのは、学校は一部の人のためにあるのではなく、97とか98%とかいった大多数の人がよかったなと思われるような教育をすべきという思いで、これからもやっていきたい旨の発言でした。
 学校教育でも、児童・生徒の一人一人が主人公であるべきで、財政その他の影響で、その時々によって多種多様な制約はあるものの、一貫して堅持されるべき大切な課題を示していただいたと思っています。
 そのような観点から学校教育を考えますと、一人一人に目が届くような適正な規模の学校とはどんなものだろうか。町内では適正な規模とは言えない状況の学校はないだろうか、心配になるところでございます。
 学校教育法施行規則第41条で、適正な小学校は12学級から18学級を標準とするとされています。1学年当たり二、三学級ですか、中学校もふさわしいのは同規模か、学年を考えまして、その倍あたりなのでしょうか。規則では多くなく、少なくなく、本当に理想的な数値が示されているのかと思います。
 昨今では、人口集中と離散といった正反対の事象が自治体を悩ませています。年々減る一方の学校を抱えた地域では、諸般の事情等も加味して、統廃合や通学区の変更もやむなくせざるを得ないところもあります。また、年々増加の地域では、大規模化の懸念があります。大規模化しますと、児童・生徒一人一人の存在が希薄化し、隅々まで目が届きにくく、それに見合った施設が不足する場合、音楽室等の特別室や体育館、校庭で利用の調整を余儀なくされるといった事態も生じるでしょう。
 これらのことを踏まえて、町教育委員会では、適正な規模の学校をどのようにとらえておられるのか、ハード・ソフト両面あると思いますが、そのご見解をまず伺います。
 町北部地区の小学校で、またおいおい、中学校での学級数増加が顕著です。小針北小学校では、一昨年の入学式では新1年生が7クラスだったと思います。同小学校は、小針小学校の児童数増加により、平成18年に分離、町内4番目の小学校として新設された学校です。18学級と開校当初こそ、前に述べたいわゆる標準に合致するものの、わずか5年後の平成23年4月には、33学級と大規模化しました。今は増築と特別教室の転用、そして校内改装等で教室をつくってしのいでいますが、このままでは、ゆとりのある設計本来のうまみが生かされなくなるのではないかと心配するものでございます。
 先日いただいた平成24年度伊奈町教育委員会事業点検評価報告書(平成23年度対象)の関係資料によりますと、町内4小学校では、同じく北部地区にある小針小学校と南部の南小学校でほぼ同規模の550名前後、中部地区の小室小学校で800名前後と、いずれも過去5年間横ばいなのに対し、小針北小学校は575名から開校後5年で1,182名、2.06倍になっています。このままいけば、町北部の2小学校から集まる受け皿となる小針中学校も、三、四年後には1学年10学級となる勢いです。適正な学校規模の観点からも、これら増加傾向の小・中学校の児童・生徒に対応する適切な対応が求められます。増加する児童・生徒に対して、特に北部の地区はどうするのかお伺いするものでございます。
 2点目は、南中学校のテニスコートについてのお尋ねです。
 私は昨年の一般質問で、町有財産、特に土地について有効な利用がなされていないと思われる物件について、その有効利用策をただしました。そのうちの一つである本来のテニスコートですが、依然として荒れ地のままの現状は、少しも変わっておりません。答弁では、もともと調節池も兼ねているので、降雨時には1週間ほど使えなくなるので、コート整備も大変なことだということで、5年ほど前に学校の希望で校庭内に移設したということでありました。考え方として、水害対策第一であるものの、学校用地として将来の利用もあり得るとのことでした。将来、生徒が多くなったら校庭も手狭になるので、そのときはテニスコートとして再整備するとのことですが、南中学校の生徒増は当分見込めません。税金を投下してつくった貴重なテニスコートです。南中テニスコートの有効利用について、もう一度質問させていただきます。
 質問は以上でございます。よろしくご答弁のほどお願い申し上げます。

◎坂井貞雄教育長 青木議員のご質問のうち1、学校教育についてにつきまして、順次お答えを申し上げます。
 なお、大沢議員のご答弁と一部重複することをご理解願います。
 初めに、1、適正規模の学校とは何か、増加する児童・生徒に対して、特に北部地区はどう対処するのかについてでございますが、学校規模につきましては、議員ご指摘のとおり学校教育法施行規則第41条で、「小学校の学級数は12学級以上、18学級以下を標準とする。ただし、地域の実態その他により特別な事情があるときは、この限りではない」と規定されており、中学校においても準用されております。
 町教育委員会といたしましては、実際の学校での教育活動を踏まえ、小学校につきましては、各学年2学級の12学級よりも、子供たちの仲間づくりや子供たち同士の交流が深めやすいこと、さらに学習・生活面、教育指導面、学校経営面等、より高い教育効果を得るため、各学年3から4学級である18学級から24学級までの範囲が、適正規模であると考えております。
 中学校におきましても、生徒たち同士の交流や競い合い、部活動の活性化、教科担任制による教員の配置定数や学校経営の観点などを考慮しますと、各学年3学級の9学級から各学年6学級の18学級までの範囲を適正規模と考えております。
 次に、増加する児童・生徒に対して、特に北部地区はどう対処するかについてでございますが、12月1日現在、北部地区における小針小学校では、児童数590人、特別支援学級1学級を含めて20学級、小針北小学校では、児童数1,270人、特別支援学級2学級を含めて37学級の大規模校となっております。小針中学校につきましては、生徒数644人、18学級となっております。特に小針北小学校におきましては、平成27年度が最大値で1,384人となり、学級数は平成28年度に最大学級数となり、35人学級が第1学年・2学年の場合であれば40学級の予測値となっております。
 大規模校化に伴う教室不足や施設設備の不足への対応につきましては、基本的には特別教室の転用や校舎を改修することで対応してまいりたいと考えておりますが、児童数及び学級数増加に伴い、トイレや流し等の附属設備の増設も必要になりますので、総合的に勘案して対応策を検討してまいります。
 また、教室不足対応だけではなく、大規模校化に伴う通学区の変更や教育指導への支障を危惧する声もありますが、学校の大規模化による運動会など、学校行事への影響等も勘案してまいります。
 いずれにいたしましても、町教育委員会といたしましては、国・県の動向と学校の現状を注視しながら、良好な教育環境の提供に努めてまいりますので、ご理解を賜りたいと存じます。
 次に、2、南中のテニスコートはどのように利用するのかについてでございますが、昨年9月議会におきましてご答弁申し上げたとおり、南中学校のテニスコートにつきましては、調整池としての機能が必要でないとき、つまり雨水がたまっていないときに、調整池を有効活用する目的で、テニスコートとして設計・整備されたものですが、ここ数年は雨水流入後の堆積物等により、テニスコートとしての使用が不可能な状態でございました。
 したがいまして、今後は安心・安全なまちづくりを第一に考慮して、近年の異常気象に伴うゲリラ豪雨や台風等による水害対策に重要な役割を担う防災施設として、健全な調整池機能を維持管理してまいりたいと存じますので、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
 以上でございます。

◆13番(
青木久男議員) ご答弁ありがとうございました。
 先日、南中学校25周年記念に我々議員も招いていただきまして、参加したところでございますけれども、そのときにやはり感じたことが、きょうの質問になっております。
 いただいたパンフレットを見ますと、25年前、開校当時の中3でしょうか、修学旅行で6クラスあったようですね。そして、開校式のときに体育館に並んだ生徒数をちょっと数えてみましたら、正確であるかどうか、ちょっと一、二ずれるかもしれませんけれども、6の4の4、3学年で14学級ぐらいだったのでしょうかね。その前までは伊奈中にいた生徒たちが移ったわけですから、中3の人が6学級ということは、その前の年までは伊奈中は10学級以上あったのでしょうかね。そのような状況の中で、当時、やはりこれからの人口増を見込んで南中学校をつくった。大変なエネルギーが使われたのかなというふうに思っておりますけれども、地域に根差した学校づくり、そして学校へ通う距離も減るし、何しろ、先ほど壇上で申し上げました、一人一人に目が届く教育に一歩でも近づくのだという意気込み、私は大変すばらしいことをしたなというふうに思っております。
 現在は大変人数が少なくて、当時の半分ぐらいになってしまったのでしょうか、そういうことはございますけれども、25年の間、大分子供たちも喜んで、そこの学校でよかったなという過ごし方をしたかなというふうに思っております。
 平成13年のころでございます、小針小学校の児童数がやはりふえ始めて、時の中村教育長が、小針小学校1学年、新入生が4学級になろうとしている。そして24年、25年あたりは、6学年で23学級ないし24学級になってしまうと。そしてそのことを我々に訴えまして、小針地区にもう1校、400人程度の中規模の学校をつくりたいのだというようなお話で始まったのが、現在の小針北小学校でございます。400人規模というふうに当時の教育長がおっしゃられたのは、まさしく先ほどお話し申し上げました学校教育法の適正な規模の学校は、小学校で言いますと、12学級から18学級だというのにぴったり合うわけですね。それ以上の、小針小学校で、過密な学校は二、三年学校建設まで続くかもしれないけれども、その後は適正な規模で子供たち、児童に学校生活を送らせてやりたいのだというような、これも教育長の一つの意気込みの成果だったというふうに私は思っております。
 そして、これは前稲橋町長のころですね、小針北小建設ゴーサインが出たということで、3年、4年の後には、平成18年ですけれども、理想的な小学校として開校したというのは、私たちの記憶に新しいところでございます。
 適正な規模の学校というふうなお伺いをいたしました。そのときに、やはりその当時、13年、14年ですか、教育委員会の担当者が、やはり小学校の適正な規模は、12ないし18学級と言われているというふうに教育委員会も理解しておられるところです。ですから、それになるべくならば近づいて、理想的な教育をしていただきたいというのが本音でございます。
 先ほど、これからどのような対処をするのかというので答弁がありました。きのうも見させていただきましたけれども、教室の増築ですね、それでしのぐようでございます。しのぐという言葉が適切かどうかはわかりませんけれども、対応していくと。そうしますと、開校当時のすばらしい北小の姿が、だんだんとむしばまれていくような気がしてならないのですね。例えばきのうもそうなんです。ここの北小の売りは広いスペースなんだと。このスペースに教室を埋めてつくったのが、きのうの姿でした。ピロティーも、せっかくあるピロティーを壊してしまって教室にしてしまう。これで本当に設計本来の持ち味が生かせるのかなと。教室ができることは大変喜ばしいことなんですけれども、反面、そのように設計本来の持ち味が生かされないのは、少し残念かなというふうに思っております。
 学校を新しくつくるとか、あるいは通学区の変更とか、何かしていくのが、私は為政者としての大きな仕事かなと思うんですけれども、このままいっていいものかどうか。じっくりと検討していってもらいたいと思います。
 質問ということで申し上げれば、私は気持ちとして、この北地区にもう1個学校をつくるのかつくらないのか、その考えはあるのかないのか、あるいはつくらないけれども、ダイナミックな通学区変更を住民の方にお願いしてやるのかやらないのか、その2点をもう一度伺いたいというふうに思います。
 南中学校のテニスコートは、残念ながら手つかずのままでございます。前回も申し上げましたけれども、パンフレットにはテニスコートの写真も写っております。これを見てテニスコートがあると思ったら、草ぼうぼうであったというのでは、何とも恥ずかしいのではないかというふうに私は思います。ああいう場所につくったのですから、雨が降れば水がたまる。これはもう百も承知で、そして25年間の間で恐らく20年間は使っていたと思うんですよね。それで19年ごろから使わないというふうになっているということでございますので、どうにかしてもう一度そこをうまく、お金をかけてつくったテニスコートですよ、それをあのままにしておいて、ちょっともったいない。それでもう一度質問させていただきました。
 私は町長に伺いたいのですけれども、学校で要らないというのでしたら、町で引き取ったらどうですか。それで、テニスコートとは言いませんよ、ほかの用途で使うとか、その土地を遊ばしておくのはもったいないので、そこら辺ひとつ町長、ご答弁いただければありがたいというふうに思います。
 学校の建設の有無、考えがあるかないか、ダイナミックな通学区編成の考えは、将来あるのかないのか、そこら辺も住人は注視していると思いますので、ご答弁をお願いしたいと思います。

◎野川和好町長 青木議員の再質問にお答えします。
 テニスコートを引き取るか引き取らないかという話だったのですが、やはりこれからそこら辺も含めて、用途の問題とか無駄のないような使用をしていかなくてはいかんと思います。ですから、規制とかなんとかではなくて、その辺も考えていきたいと思いますので、教育長おられますが、一緒に利用、相談していきたいと思いますので、よろしくお願いします。

◎清水弘教育次長 青木議員の再質問にお答えしたいと思います。
 1点目は、新たに学校を1つつくったらどうかというようなご提言だと思います。
 教育委員会のほうでもいろいろな議論をいたしてございまして、先ほど教育長がご答弁申し上げましたとおり、適正規模とは言えない状況が今あるのは現実でございます。しかしながら、先ほど教育長が答弁したとおり、平成28年、これがピークを迎えるわけでございます。そうしますと、それから激変的に児童数が減ってくるという状況の中で、やはり建設するとなりますと、30億とか50億とかという、そういう投資が必要になってきます。そうしますと、つくるまでにどうしても3年、4年かかってしまいますので、そうしますとつくった瞬間の中でどんどん児童数が減っていくというような状況になってくると思います。
 したがいまして、現在の段階では、いろいろな議論をしましたけれども、現状のままでとりあえずは進んでいきたいというのが現段階の考え方でございます。
 なお、設計の意図、オープンスペースで本当に立派な学校をつくっていただいたわけでございますけれども、これらにつきましては、きのうも見ていただきましたピロティー等の関係につきましては、確かに裏が通れなくなってしまっている部分がございますので、これにつきましては、児童数が減るような状況の中では、また再度考えまして、もとどおりに戻すようなことを、教育委員会の内部では考えているところでございます。
 あと、テニスコートの関係でございますけれども、今、町長がご答弁申し上げましたとおりでございますが、実は学校開放という施策がございます。そういう中でもひとつ検討を重ねていきたいと思いますので、もう少し時間をいただければと思います。
 以上でございます。

◆13番(
青木久男議員) 大体わかりました。答弁の中で、通学区域のほうはどうなんでしょう。将来、突然こうするのだというよりは、もうそれこそ5年後にはこうなりますよとか、あるいは5年後では、また少なくなってしまうので意味がないのかなと思うんですけれども、そこら辺、今ちょっと聞き漏らしたようでございます。
 それからあと、中学校が大規模化すると思いますね。中学校も同じ考えでやるのでしょうか。これ30学級ぐらいになってしまうのでしょうかね、1学年10学級人としますと。小針北小の6学級でもそうですけれども、例えば現実的に、聞くところによりますと、運動会のときは父兄の入る余地がないから、なるべく1人で来てくれ、あるいは遠くで外で見てくれとか、そういう話があるのでしょうか。あるいは10クラス規模になりますと、中学校なんですけれども、私たちも毎年、卒業式にはお招きいただいて、卒業証書授与式で父兄の前、在校生の前で、あるいは我々来賓の前で、一人一人が胸を張って、一人ずつ名前を呼ばれて壇上に上がって卒業証書をもらっていくという姿が非常に、最後の義務教育ということで、子供たちも一生覚えているのかなというふうに思うんですけれども、寒い中、3月ですね、どうでしょう、3学級で100人規模の卒業生に、一人一人証書を今みたいに渡して、最後の義務教育のお別れをするというような形も、ちょっと考えますと、1人20秒かかったとしても1分で3人ですか、30人の1クラスだと10分かかってしまうわけですね。そうしますとこれ10学級だったらどうなんでしょう、これ100分かかるのでしょうかね。その間ずっと我慢するというのも、一つの教育かもしれませんけれども、私が危惧しているのは、それは大変だから、時間がかかるので、名前だけで済ませましょうとか、あるいは本日卒業する中学校の生徒は、お手元に配布したとおり、以上でございますというので終わってしまう。そういうような教育を余儀なくされることだってあり得るのかなと思うんですよね。
 ですから、私は適正な規模の学校というものをできるだけ、いろいろな難しさはあるかもしれませんよ。でも、子供一人一人のために、そういうことを考えていくということが必要だと思いますので、ひとつ中学校のほうも、小学校だけでなくて、緊急に検討する時期かなというふうに思っております。

◎清水弘教育次長 答弁漏れ、大変申しわけなく思います。
 通学区域の関係ですが、現状の中ではこの状態のまま、最大値が1,300名を超えるわけですけれども、現状のままいきたいと思います。これにつきましては、児童に与える精神的なダメージ等、また保護者との関係等もございまして、現状のままでいきたいというのが現段階での考え方でございます。
 もう1点、本当にご心配していただいて申しわけございません。したがいまして、小針中学校につきましては、やはり同じような超マンモス校化になる予定でございます。現在の推定ですと、平成32年に生徒数が1,064人、30学級を予測しているところでございます。これはご承知のとおり、小針小学校と小針北小学校の児童さんが進学してくるわけですので、2つの学校が1つになるという状況の中では、平成32年、30学級1,064人を想定しています。この関係につきましては、現在、小針中学校につきましては、普通教室が25教室ございます。転用可能なのが幾つかございますが、最終的には一時的にプレハブ校舎も建てるような状況にはなるかなと思いますが、ちょっと時間がございますので、これは今、教育委員会内部だけのお話でございますので、これから町長部局とも詰めまして、よりよい教育環境の構築をしていきたいというふうに思ってございますので、ご理解いただきたいと思います。
 以上でございます。
◆13番(
青木久男議員) 大変ありがとうございました。
 最初に町長、ひとつ私のほうも町長の気持ちが伝わりましたので、町有財産でございますので、ぜひ有効な利用ということで考えていただければありがたいというふうに思っております。
 また、教育委員会のほうも、一人一人が学んでよかったというような学校生活が送れるように、多人数の中に一人一人が埋もれるようなことのないように、ひとつこれから教育行政を進めていっていただければというのが、きょうの一般質問の趣旨でございます。どうもありがとうございました。よろしくお願いいたします。






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