平成18年12月14日、本会議
議席番号18番、民主党の青木久男でございます。
議長より発言の許可がありましたので、通告に従い順次ご質問申し上げます。私の質問は 一、19年度予算について 二、少子化対策について 三、学校教育についでございます。
先日、民間企業所得が大きく伸びたというニュースがありました。新聞等の報道によりますと、この一年間の企業など、法人の申告所得総額が50兆円を突破し、これはバブル期の91年度以来、14年ぶり。とのことです。加えて黒字申告だった法人も、3年連続で増加し持続的な景気回復を反映した企業業績の順調ぶりが、税務申告からも裏付けられた。とのことです。だからと言って楽観視するものではありませんが、実感とし現下の経済は引き続き厳しい情勢であることに変わりないまでも、ほんの少しながら回復の光明も見られるのではないかと思われます。このような経済状況が19年度の当町の予算では、どう関わってくるのか、歳入面では、上記のような景気上向き傾向による住民税の増収の気配はどのようであるか伺いたく思います。ほんの僅かであっても、これらが住民にとってよりよき方策へとつながっていけたらいいなと内心期待しているしだいであります。
さて、当町では14年にゆめくるが建設され、おそらく当分の間これが最後の箱物になるだろうとささやかれたものの、平成16,
7年度は小学校の新設に事業費がかかり、今年度は隣接地に新北保育所の建設と矢継ぎ早に大規模事業が続きました。来年度も人口増加地の中学校の増設が予定されておりますが、ひとまず大規模箱物事業は一段落するのではないかと思います。そこで、これからは、その間に福祉の充実等のソフト面に力点を置いた施策を展開すべきと思いますがいかがでしょうか。
毎年、この時期になると、県や市町村の来年度の新規事業が伝えられます。昨年では鴻巣市が中学生までの医療費無料化を、また桶川市では出産一時金を大幅に上積するとの話がありました。先日は川口市が来年から乳幼児医療費など窓口払い廃止を準備しているとの報道がありました。この窓口払い廃止なども当町の課題となっているものですが、これらをも含めて来年度予算におけるソフト面での新規事業をお伺いいたします。
次に少子化対策についてお伺いいたします。子供の数が減っています。我家の近くでも、夕方になると子供たちが学校から帰り、家の近くで友達と暗くなるまで遊ぶ、そのときの子供たちの賑やかな歓声が聞こえなくなってから久しいものがあります。
ある機関の推計では2050年には人口が現在の2割減となる。人口割合では、既に、老年人口が年少人口を上回っているが、年少人口は減少を続けて2030年には12.7%となる。逆に老年人口は増加し続けて2050年には32.3%となり、現在、生産年齢人口5人で1人養っている老人を、2050年には2人で1人以上養わなければならなくなる。とされています。目下一人の女性が一生に生む子どもの数を示す合計特殊出生率は下がる一方で05年度最新の数値は1.25と最低記録を更新中とのことです。この数値は人口再生産に必要といわれる数値2.08に遠く及ばず少子化は将来の日本にとって由々しい事であります。
そんな中、逆に出生率が上がり話題になっている地方自治体があります。長野県の下條村です。先月、会派の研修でその村へ行き、話しを聞いてまいりました。総務課長の話では、この成果はすべて議員から転身した現村長の手腕に大きく預かっているとのことでした。就任時4000人に満たなかった村人口を何とか増やそうと格安の村営集合住宅を作ったり、中学までの医療費無料化をうちだしました。財源は村人自身の手による公共工事の推進、職員削減、昼休みの消灯などのコスト削減等で捻出したとの事です。結果、10年後の今は4215人と大幅に増加、おまけに出生率が5年毎の統計のたびに1.80から1.97に伸びてきました。さらに村の試算では03から05年は2.12と驚異的な数値を示しているといいます。人口減を止めないと村の明日はないとの悲壮とまで言える村の挑戦は大きく評価され視察が相次ぎ、研修当日も全国各地から6団体70名が一緒に研修するという状況でした。以上小さな村の大きな挑戦を一部紹介させていただきました。言うまでも無く単に若者が転入してきて人口増となり子供が増えたというだけでは少子化対策が奏功したとは言えません。出生率が上がるためには、この村、この町なら将来も安心して子供ともども住めるという確信が芽生えるものがなくはなりません。当町での魅力ある安心の町づくりにこのことは欠かせないと思います。当町の少子化対策の経緯や現状及びその効果はどうなのかお伺いいたします。
いじめ、校内暴力、未履修問題に加えて、学力低下等、学校教育は多岐にわたり社会問題化しています。最後に、学校教育について、町内のこれらの現状及び対策を伺います。
まず、全国でいじめによる児童生徒の悲惨な結末が相次いでいます。子供たちの間で何が起きているのか。原因はなにか。分からない部分が多々あるものの、このような問題を直視して、事を未然に防ぐ手立てを考えることはわれわれ大人の喫緊の課題であります。子供たちがいじめに会い最悪の事態に至るまでにはいろいろのことがあったに違いない。全国的にはその予備軍も少なくないのではないか。当町での軽い重いの差はあるもののいじめの実態はどうなのかも含めてお伺いいたします。
校内でなにか面白くないことがあると、物にあたる、人にあたる。またいじめの延長で暴力を振るうといった校内暴力も見過ごすわけに行きません。また教師に対して暴言を吐いたり、騒いで授業を妨害するといった行為も少なからずあるとの報道もあります。また、最近は必修科目をやらないで受験科目に重点をおいた授業で受験の成績を上げようとした高校が全国であいつぎました。書写が未履修だったという中学校さえ現れる始末です。当町の実態はどうなのかお伺いいたします。以上は報道等から知る全国的な問題に関連して当町ではどうなのかお伺いいたすものですが、最後の学力低下は町内学校でも深く関わっているものと思います。言うまでも無く、それまでの詰め込み教育の反省から始まったゆとり教育では、教科内容が基本問題に厳選され、授業時間は減り、代わりに社会体験教育などが導入されてきました。その結果は歴然としております。生徒の学力は落ちる一方ではないかと危惧するわけです。勉強する時間が減るのですから成績が上がるはずもありません。これが本当だとすると、一番の被害者は生徒ということになります。もちろん学校の勉強が全てとはいいませんが、その時、そのときを学校で過ごす生徒児童のために、教科内容が理解でき、分かる喜びや自信をつけていただき、楽しい学校生活を送って欲しいものだと思います。学力低下問題についての当町での現状と対策をお伺いいたします。
◎野川和好町長 改めまして、おはようございます。
青木議員の小学校や保育所の新設といった大規模の事業が一段落するということで、来年度はどういう事業があるのかということのご質問でございます。
それでは、お答え申し上げます。
19年度予算につきましては、初めに平成19年度の本町の財政状況についてでございますが、歳入におきましては、三位一体の改革に伴う税源移譲や人口増によりまして、町税の伸びが見込まれるものの、地方交付税等の減額が予想されているところでございます。また、歳出におきましては、公債費や扶助費等の増加によりまして、引き続き厳しい状況であると予測しているところであります。このような状況の中、来年度の重点施策といたしまして、小針中学校校舎増築工事、ニューシャトル内宿駅エレベーター設置工事、町制記念公園トイレ設置工事、いなほ街道整備工事、これは延長でございます。各中学校及び役場内へのAEDの設置を予定しているところでございます。
なお、その他の予算につきましても、経費全般にわたりむだをなくすことを徹底するとともに、治安、防犯はもとより、医療、福祉、教育や道路等の基盤整備など安心・安全を基本といたしまして、「自然と調和したふれあい、安心・安全・住みよいまち」を目指し、予算編成をしてまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。
なお、残された分につきましては担当より答弁申し上げます。
◎内田芳男企画課長 青木議員のご質問のうち、2の少子化対策について、1、少子化対策の経緯、現状及び効果はどうかにつきまして、お答え申し上げます。
少子化対策についての出生率の向上ためには、さまざまな施策を組み合わせて総合的に推進する必要があり、社会全体の意識改革として家族のきずなや地域のきずなを強化することとも重要と言われております。また、子供と家族を大切にするという視点では、子育て家庭を国、地方公共団体、企業、地域と社会全体で支援する。在宅育児や放課後対策も含め、地域の子育て支援を充実する。子供を産み育てる人が就業等において不利な立場に陥らないよう、仕事と子育ての両立支援の推進や、子育て期の家族が子供と過ごす時間を十分に確保できるように男性も含めた働き方の見直しを図る。経済的負担の軽減を含め、総合的な対策を講じる。就学期における子供の安全確保や出産子育て期の医療ニーズに対応できる体制の強化に取り組むとともに、特別な支援を要する子供及びその家族への支援を確立するなどの施策が言われておりましたが、新たな少子化対策として妊娠初期の休暇の徹底などの子育て支援対策、パートタイマー労働者の均衡処遇の推進など働き方の改革、子育て支援税制、食育の推進、結婚相談事業に関する認証制度の創設、家族の日の設置や家族のきずなに関する国、地方公共団体による行事の開催など、国民運動の推進などが言われているようでございます。
さて、伊奈町の状況でございますが、伊奈町でも平成17年に次世代育成支援行動計画を策定し、取り組んでおります。少子化対策となる事業といたしまして、現在、建設中の北保育所に子育て支援センターを設置し、地域全体で子育てを支援する基盤づくりの推進、放課後児童クラブの推進、幼稚園奨励費補助、要保護及び準要保護児童・生徒にかかわる就学援助などを行っており、また保健部門では、母子保健事業として妊婦の健康診査、乳幼児健康診査、育児相談、母親学級などを行っており、そのほかに予防接種事業も行っております。
平成14年から平成16年の合計特殊出生率は、順に全国1.32、1.29、1.29、埼玉県1.23、1.21、1.20、伊奈町1.35、1.35、1.41でございます。状況的には、平成16年まではほぼ横ばいであり効果が出ているかどうかにつきましては、もう少し待たなければ判断ができないものではないかと考えられます。
以上でございます。
◎坂井貞雄教育長 青木議員のご質問の3、学校教育についてのうち、1、いじめ、校内暴力、未履修問題に加えて、学力低下等、学校教育は多岐にわたり社会問題化している。町内のこれらの現状及び対策を伺うについて、順次お答えを申し上げます。
まず、いじめ、校内暴力についてでございますが、伊奈町では早期発見、連携対応、徹底指導という共通理解のもとに、共通目標としてゼロを設定し取り組んでおります。第1学期におけるいじめの件数は1件、暴力行為はゼロ件でございました。
なお、いじめにつきましては、現在は解消しております。
しかしながら、いじめ、自殺という大変痛ましい事故が発生している現在、いじめはどこにでも起こり得るとの視点に立ち、いじめの実態調査を含めて指導の徹底を図っているところでございます。結果として、第2学期は途中でございますが、12月1日現在で各学校におけるいじめ件数につきましては、総数で12件と把握しており、解消5件、継続指導中7件との報告を受けております。この結果を真摯に受けとめ、いじめ根絶のため、いじめは絶対に許されることではないということを、親や教師が毅然とした姿勢で繰り返し指導することが必要と考えます。
教育委員会といたしましては、児童・生徒一人一人の様子の把握、命の大切さ、いじめ問題の取り組みについての点検、校内研修会の実施などの徹底を指導し、今後も学校の取り組みへの支援と取り組み状況を点検してまいりたいと考えております。
次に、未履修問題についてでございますが、義務教育学校では、小・中学校書写毛筆が対象となりましたが、調査した結果、どの学校も学習指導要領にのっとり指導が行われておりました。他の教科につきましても、計画的に行われておりました。
次に、学力低下についてお答えを申し上げます。
平成17年度埼玉県では、全国に先駆けて教育に関する3つの達成目標に取り組み、昨年1月には、その検証テストと意識調査を小学校5年生及び中学校2年生を除く全児童・生徒対象に行いました。教育に関する3つの達成目標、学力にかかわる検証テストは、各学年でこれだけは身につけさせたいという基礎的、基本的な内容で正答率80%を目標としております。
伊奈町の状況でございますが、小学校国語につきましては全71問中44問が正答率の80%を超えておりました。算数につきましては71問中50問、中学校国語につきましては20問中14問、数学につきましては49問中32問が正答率の80%を超えておりました。学年ごとに差異はありますが、正答率80%を超えない問題もあることは課題であるととらえております。各学校では、学習指導要領のねらいである生きる力の実現に向けた教育活動を展開しておりますが、特に検証テストの結果を踏まえて確かな学力の向上に向け、指導目標、評価計画の明確化、指導方法の工夫改善、個に応じた指導などに努めるよう指導しているところでございます。各学校では、さらに読書や小テストの実施などの朝自習の時間の工夫、夏季休業時における補修授業、校内検定テストなどの実施はもちろんのこと、各学校における各教科の指導内容や評価評定の仕方などをまとめた学習案内を保護者に配布し、家庭との連携を図りながら取り組んでいるところでございます。
町、教育委員会といたしましては、学習指導要領の趣旨を生かし、子供たちの確かな学力が向上するよう教育課程の編成、実施及び評価について指導・助言を行うとともに、平成18年度及び平成19年度実施の3つの達成目標検証テストと意識調査、埼玉県学習状況調査、並びに全国学力・学習状況調査の結果を踏まえ、今後も適切な学習指導のあり方を指導し、確かな学力の育成に努めてまいりたいと考えております。
議員ご指摘のように、問題行動の深刻化、学力低下の懸念など教育課題は山積しており現状を厳しく受けとめているところでございます。こうした課題を解決するためには、学校、家庭、地域の3者がそれぞれの役割を十分に果たさなければなりませんが、まず、その先頭に立つのが学校であることは申すまでもございません。
そこで、学校教育では、知育、徳育、体育の調和のとれた教育を行うという原点に立つことが肝心であると考えております。このことは社会や環境が変わろうとも、揺るがぬ学校教育の責務でございますので、今後も伊奈町の子供たちが健全に成長することを期して最善の努力を払ってまいります。
以上でございます。
《青木久男議員》 それぞれご答弁ありがとうございました。
町長については、日ごろ住民福祉向上に貢献していただいておりまして、大変頭が下がる思いでございます。しかしながら、毎年この時期になりますと、新聞等で来年度予算について報道されたりするものがございます。去年の例ですと、ここでも申し上げたとおりでございますけれども、鴻巣市では中学校までの医療費無料化というようなことをうたわれております。それからちょっと時期はもう少し遅くなるかと思うんですけれども、桶川市の方では出産育児一時金ですか、これを大幅に独自で上積みするというような話も伝わってまいってくるわけでございます。また過日は、川口市では乳幼児医療費などが窓口払いというものが4月から廃止されるというようなことも伝わってきております。この窓口払い廃止など、これは当町でも課題になっていることかなと思います。町長が予算を組む回数は来年度と次のもう一回かなと思います。2番目の方の19年度の先の方は、予算は立てるけれども、任期も途中になってしまうというようなことでございます。そこら辺、町長は任期中にそれができるのか、私は今ちょっと心配になってしまうんですけれども、そこら辺の見解をひとつお伺いしたいと思います。
それから、少子化について私質問を申し上げました。当町の経過を伺ったわけでございます。これも大変簡単なことではないなというふうに思います。子供が減ってしまうということは、生産人口が減ってしまうということでございます。これは資本主義社会ではかなりの重病というか、自殺行為につながることでございます。国を挙げてその少子化対策を盛り上げて、対策は立てておるんですけれども、なかなかいま一つそこの効果が見えないなというような気がするわけでございます。先ほど申し上げた下條村の例では、数値的に言うと非常に驚異的なんですよ。驚異的ということでもってNHKで取り上げられたり、朝日新聞の全国版に載ったりということで、視察が相次いでいるという話でございました。そこの村長は村議を3期やりまして、年齢的には現在71ぐらいだと思うんですけれども、その後、村長に当選しまして、4期目だそうでございます。中小企業経営から村議、それから村長になったという伊藤村長でございます。この方は、お仕事はガソリンスタンドを経営していたという話で、何かダブってくるなというようなことがございます。印象だけダブるのではなくて政策もダブっていただければありがたいなというふうに思うわけでございます。
ひとつどのぐらい手腕のある村長かなと申し上げますと、就任当時職員にスーパーへ行って、少し接客を習ってこいというようなことで、隣りに飯田市というところがあるんですけれども、派遣しようとしたら県からお叱りをいただいたと、そんなことしたら公務員法違反だというようなお話だったそうでございます。でも、そのときその村長はひるまず、私の責任だからやってこいというんでもって、やったそうでございます。今ではそれが常識というような形になっておるというようなことでございます。10年ほど前の話でございます。
少子化ということは、子供さんがふえているからいいんだということではないと思います。やはり、女性が一生のうちに産む人数というのをふやさなければならない。2.06ですか、あるいは2.08とも、そういう研究所の報告がありますけれども、それ以下ですともう人口は減る一方であるというようなことでございます。少子化対策について町の実情もよく伺いました。1.41というのが最近の数値なんでしょうか、全国平均で言うと1.25というふうに言われておりますので、そこら辺はひとつ頑張ってもらうと言うしかないということでございます。
教育問題について。教育長、大変大事な時期に教育行政のトップということでもってご就任していただきまして、大変ありがとうございます。教育長の手腕に大いに期待しておるわけでございます。
それで、いじめの方よくわかりました。ただ、私なんかも考えますのは、いじめというのは、相談に何で来なかったんだとかという話がございますけれども、相談できるようなのは本当のいじめではないのではないかなと思います。相談できないんだと。それで、私もこれは類推ですけれども、下手に相談していって何かそれがオープンになったために、その週にもう自殺したというような子供もいたような気もするんです。かえって相談したのがあだになったんかなと。子供たちの間では、先生には黙ってろというのが常識でございます。そういう約束を破ったということで、さらに窮地に追い詰められたというようなこともございますので、相談を受けたといっても、あるいは相談しろといっても、それで解決の手段になるかというとそうではないと思います。そこら辺も十分配慮した相談を受けていただいたらいいなと思います。
とにかく表面にあらわれない、例えば、今報道等で学校へ出席停止させるんだとかというようなことがございますけれども、表面にあらわれたいじめはもう既にいじめではなくなってしまっているんだと思います。いじめがあるのかないのかわからない陰湿ないじめ、裏でもって発見されるまでのその子供たちの苦しみ、そういうものを英知を結集して未然に防ぐような努力というものをしていただきたいと思います。
学力低下ということについて、最後に一つお伺いさせていただきますけれども、去年のやはり一般質問でその点をお伺いいたしました。そのときの答弁はいろいろあるけれども、いずれにしろ来年早々−−来年というのは18年度か、あるいは17年度の終わりかなというふうに思うんですけれども、学力テストがあるので、その結果次第であるというふうなお話でございました。それで今、教育長から詳しくご説明をいただきました。細かいことを言うわけではないんですけれども、私も何人か公立中学校の子供さんを家で学習指導をしている一人ですけれども、いろいろ聞きますと、例えば、学校でやる授業というのは非常に簡単なことをやるんです。教科書ももちろん簡単になっておりますし、それから簡単な問題を学校ではやります。それでその気になって、子供たちが試験を受けると習いもしなかった問題が出てくるんだと、先生ねということなんですよ。それで、ではあんたが悪いんだろう、習っていたことがわからないんだからといっても、いろいろ聞いてみますと、平均点が100点中35点だとかいうような話しを伺いますと、35点ではこれはどうなんだろう、教える方が悪いのか教わる方が悪いのか、問題の出し方が不適切だったのか、そこら辺をやはり検証する必要があるかなというふうに思うのです。
それで、お伺いいたしますけれども、テストというものは何をするためのテストなんでしょうか。私は、成績をつけるためのテストだと思うんですけれども、何か授業中にやさしいことやって、ここはみんなわかるから、では次だななんて言いながらテストでは難しい問題を出す。これは一種の教師によるまた一つのいじめかなというふうに思うんですけれども、教育長、ひとつ今まで中学校の先生を長くやっておられたので、テストというものは何をはかるためのものなのか、35点のテストというのはどっちかに問題がある、両方に問題があるのか、そこら辺、そういうことを検証したことがあるのか、お伺いしたいと思います。
2点ほど質問したと思いますので、よろしくお願いいたします。
◎野川和好町長 青木議員の再質問にお答えいたします。
まず最初に、スーパーマーケットの勉強の件でございますが、私どもは、この町はデパートの方に12名もう出しておりまして、大変対応がよくなって帰ってくる人もいますし、そのままの人もいると思います。これは育ってきた環境でございますので、急に商人みたいになれというのもなかなか難しいものでございまして、私もその辺は苦慮しているんですが、精いっぱい私この数年間はサービス関係の面では徹底してきたのかなと思っております、職員の方は。頑張っていると思います。
それと、川口市の話が出ていましたけれども、これも本年度に大沢議員さんや永沼議員さんのご質問がありました。その中で私は来年度に向けて調整しているということで答弁してきているわけですが、今、予算編成中でございまして、私の方までまだこれは上がってきておりません。まだ助役のところまで来ておりませんので、助役さんから私の方へ来て、そこで決定しますので、それまではちょっと答弁の方は正式には控えさせてもらったつもりでございまして、先ほどの答弁の中に医療等も含めて予算編成しているという答弁をしておりますので、よろしくご配慮のほどお願い申し上げて、答弁にかえさせていただきます。
◎坂井貞雄教育長 再質問にお答えを申し上げます。
本来、テストの役割というのは、教師側の指導の成果がどうであったかを判断し、児童・生徒一人一人への指導方法や姿勢を改善するための資料収集であります。つまり、責任ある指導をした結果として次の単元への課題発見をしたり、あるいは次の学期、次の学年への指導に生かすためのものであるというふうに理解をしております。
しかしながら、生徒側から見ると、日ごろの学習ぶりを反省し、学習方法とか学習態度を改善することで次の学習意欲につなげていくことになる。子供が毎日の授業の中でつまずいていることとか困っていることを見つけ、それに対応する支援の手だてを講ずる一つの方法論がテストであるというふうに考えております。
教員として自信を持たせ、子供たちのやる気を促がすことにならなければ、テスト本来の意味はなくなってしまうというふうに考えております。評価の鑑定につきましては、評価しやすい観点として知識、理解とか、技能、思考、表現があります。評価しにくい観点としましては、関心、意欲、態度等があると考えられます。有効なテストのあり方と、評価評定については、教員同士の意見交換と、同一教科を持つ教師同士の情報交換は欠かせないというふうに理解をしております。つまり教師は、指導と評価を関連的にとらえながら、よりよい授業づくりに役立たせることが大事であります。子供の側に立って一人一人のよさとか可能性などを積極的に生かしていき、学ぶ意欲を醸成いていくことが求められているんだということを各学校に対して強く指導してまいりたいと、このように考えております。
以上であります。
《青木久男議員》 乳児医療費等の窓口払い廃止ということについて、検討を進めているんだとというような話と承りました。ぜひ、近いうちに実行させていただきたい。できたら、来年度ということで、それが私は一番ベターだと思います。やはり4年の区切りがございますので、任期がまたがるようなでは私はちょっともったいないなというふうに思います。また、緊縮財政、私が議員になってからもずっと緊縮、緊縮ということの記憶しかございません。財政的に不足だからこれができないんだとか、削減するんだとかというのだけでは、余りにもこれはやはり能がないというか、そういう気がいたします。財政がないという言葉にかえた言葉で何か政策的なことで物事を進めていっていただきたいなというふうに思います。財政は、もちろん一番大事だというふうに思いますけれども、ただそれだけで事を済ますというのでは、これはやはり能力のある人がやったり、言ったりする言葉ではないんではないかと思います。
町長も経営者でございます。最近の経済状況というのには非常に敏感だと思います。私たちよりもはるかに敏感な、先見の明を持っていると思うんですけれども、例えば、先ほど質問の通告に直接関係あることではございませんけれども、法人所得50兆円が14年ぶり、これはバブル期以来だったというような話もございます。幾らか回復の兆しがあるのかなというふうに思いますけれども、その反面、おとといですか、NHKの世論調査では実感としてそういう景気回復の反映を受けているという人は、ほとんどいないんです。80%がどこの話だろうかというようなことだそうでございます。
しかしながら、やはり行政を預かるものとして先見の明でもって、これからこういうふうになるんだというようなものがあるのではないかと思いますけれども、例えば、埼玉県では、これもやはり新聞報道ですけれども、議長を初め5会派で県の方でそんなに増収、増収というふうになっているんならもったいないではないですか、その税金を使わなくてはということで、補正を組むようにというようなことを申し入れたということがございます。私、その記事を見まして、やはりそういうことも大事なんだと、これから緊縮、緊縮ということもございますけれども、現状を踏まえてお金を余してもしようがないと。住民福祉向上のために一銭でも多く使うんだというような気構えをひとつ町長示していただければと思うのです。ですから、経済の幾らか上向いたところがあるんではないか。非常に甘いよ、そんな考えは甘いよというかもしれません。確かに楽観視するものではございませんけれども、幾らかでも上向いたものは住民福祉向上に回すんだというような気構えで業を行っていただきたいというふうに思います。
これは希望を述べさせていただきますけれども、何か答弁したいということがありましたらお願いいたします。
それから、教育長の方でございます。大変、立派なお考えというかお話を伺いました。それでも、やはり私がちょっともう少し聞きたいことがあるんだよというのは何かといいますと、現実にそういうことが起きているんであるということを教育長は認識しておられるんでしょうか。35点平均ということはひどいんですよ。100点から0点までいる中で35点平均というのはどういう状況かわかると思うんですけれども、最後に本当に生の声で教育長に実感をお願いできたらと思います。
◎野川和好町長 青木議員の再々質問と申しますか、答弁したかったらということでございますが、一応させていただきます。
ご質問の中で決して異議するわけではございませんが、大規模箱物事業が一段落するというふうに判断なされておりますが、私自身まだ中学校の建築が終わっていませんので、これはちょっと違うんではないかというふうに感じておりますし、歳入の件では、地方交付税等の減額、これはご存じのとおり三位一体の中の調整が来るんで大変厳しいだろうということを感じているわけでございますし、そのとおり実際、試算ではそうなってきているということで、先ほど申し上げました。
大変厳しいんですが、例えば、ニューシャトル駅の内宿駅の、これも箱物になると思いますが、エレベーターについても丸山駅と2つ挙がりまして、私、2つの方を県並びに新都市交通に、役員でもありますので、申し上げましたら、丸山駅の方はあそこは何重にもなっているということで、これは試算になるんですが、大体3倍ぐらいかかるだろうということで、伊奈町または県の予算内では、それは無理だろうということで、これは県知事なんですが、1個でとりあえず勘弁していただきたいということで、1個を今年度の途中で予算編成、来年に向けてはオーケーもらっているところでございまして、そういった形でどうして内宿駅だと言われても困るんですが、そのように先に説明させていただきます。
それと、いなほ街道ですか、こちら側にあります東側農免道、これもやりは途中でとまっていますので、少しずつでも延長して栄町にまでどうしてもつなげていきたいというのが、私の執念でもございますので、とても厳しい中、今しつこくやっています。また、きのうの質問に議員から出ました西側の農免道、あそこの整備も絶対必要だということで強い信念を持って、今取り組んでいるところでございます。
ということで、まだまだソフト面だけではなくて、お金がかかっている面が多々あると思います。その中で、ここまでよく予算が組めているなというふうに感心している、自分自身も思っておりますから。それとソフトの面でございますが、先ほど申し上げたように、年度途中の答弁の中で、来年度に向けてしっかりと予算編成していきますということで、川口市と同じようなことは答弁しているつもりでございますので、その辺ご配慮願えればと思っております。
以上です。
◎坂井貞雄教育長 先ほどの質問にお答えを申し上げます。
テスト問題の作成につきまして、恐らく平均点が極端に低い場合につきましては、応用力を見たいというふうな考えがその教員にあったのかなというふうに理解しております。しかしながら、私は、これまでのテスト作成問題について、その過去の問題の蓄積を重ねながら、同一教科の中で今度のテストについては、こういう観点でこのようなことを見ていきたいんだというふうなチームとしての学習のあり方についてディスカッションをして、果たしてそのテストに対して、どのくらいのレベルのものを考えていくかということを真剣にとらえていく必要があるというふうに考えております。つまり、一教員のみ任せるのではなくて、ある程度校長、教頭、教務主任等がチェック体制を組んでいくと、そのようなことで最終的には子供たちが心の中で思っている学びたい、もう少しわかりたい、そういうふうな思いとか願いを心に秘めながら問題を作成する必要があるというふうに考えております。
私の経験の中にもそのようなことがないとは言い切れない。しかしながら、そのことの反省を踏まえて、学習指導についての根底というのが、やはり子供のために行うわけでありますので、教員のひとりよがりの指導ではなくて、子供たちの思い、願いにこたえた問題作成にこれからも尽力していく必要があるなというふうに強く感じております。
以上であります。
《青木久男議員》 いろいろ答弁ありがとうございました。
これで私の一般質問を終わります。