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平成18年6月14日本会議


8番、民主党の青木久男でございます。ただ今議長から発言の許可を与えられましたので、通告に従い、順次ご質問申し上げます。質問は1、物を大切にする心について2、循環バスについて3、自治基本条例について、そして4、町営住宅についてであります。よろしく御答弁の程お願い申し上げます。なお、他の議員からも同様質問の項目もありますが、一般質問は質問者同士の連続性もあり、また各自の独立性もあります。通行もしてありますのでそのまま質問させていただきます。

さて、現下の経済は回復の兆しがほのかに見えはするものの、依然厳しい状況にあることに変わりありません。税収も思うように延びないなか、町は歳出の抑制には最大の関心を払いながら効果的な財政運営を進め、もって町民の付託に応えることは当然であります。

かような観点からまず物を大切にする心についてお伺いいたします。財産管理についての心得ならびに当局の考え方を問うものでございます。公共物を丁寧に長く使用していくことは、町民から預かった貴重な財源を有意義に使う最善の方策であると考えます。住民の立場から見ますと、公共物の管理には自分のもののように対処していただけたらと思うわけです。自分の財産は自分で守るわけですから、不都合な部分、箇所があれば早めに手当てをし、大事に至らないように自己防衛をしていくのが普通です。ちょっとした雨漏りや錆も対策をとらねばいずれは大規模な改修となり思いのほか多大な出費が必要となってしまうことも多々ございます。先に自分のもののように扱って欲しいと申し上げましたが、これは最低限そうあって欲しいということであって、基本的に公共物を管理する上で必要なことは、自分のもの以上に注意を払い、管理をしていくことが求められる、いわゆる善良な管理者としての注意義務を払うことが大事と考えます。

そこでお伺いいたしますが、質問要旨にあるように、公共物を大切に使う心を涵養することが大切だと思うがどうか。公共施設のメンテナンスについては早めの補修で劣化を防ぎ長持ちさせる方策を考えるべきだがどうかお伺いいたします。具体的には町内公共施設の不具合はどのように承知し把握しているか。早急な改修や補修が必要なものは無いかどうかお伺いいたします。一例ですが庁舎内には雨漏り跡が滲んでいる箇所があったり、車庫の方の物置の屋根がさび付いたままになっている状況がある、これらの対処方針をどのように考えているのかお伺いいたします。

 

次に循環バスについての質問です。町は平成151月から町民の移動手段の利便性向上を目的に町内循環バスの試行運転が始まり、154月から本格的運行を開始しました。名前もいなまると決まり、高齢者や子供等の社会的弱者に配慮した町民に親しまれる利用しやすい乗り物として今日に至っておるところです。

そこで、私の質問内容は、その間に寄せられた循環バスについての住民からの要望にどんなものがあるのか、利用状況、実績はどうか。なかでも、運行開始から3年が経過したわけですが、私的交通手段が欠ける住民の足として、いなまるのより細かな運転経路の見直しを考えるべきと思うがどうか、お伺いいたします。

 

3番目に自治基本条例についてお伺いいたします。平成134月施行のニセコ町づくり基本条例を皮切りに、名称はいろいろだが自治基本条例なるものを制定する自治体が増えています。先日私は当時3期目の町長であり、条例制定に深くかかわった前ニセコ町長の逢坂誠二氏現衆議院議員からこの件によるお話を伺う機会に恵まれました。

ニセコ町の同条例の逐条解説によりますと、本条例は、「自治」の「基本」となる意味で「自治基本条例」の概念を持つものである。「自治基本条例」は、憲法その他国法に準ずべきものがなく、地方分権を進める中での新たな概念である。住民の権利保護やそのための制度保障など、自治実現のための基本となる条例として、また、自治の本旨(住民自治及び団体自治)を法的側面から支える条例として期待される、とあります。さらに4年毎の見直し規定により、昨年12月の一部改正では議員提案により議会の役割と責務なども追加され、逢坂氏の言によれば「名実ともに自治基本条例」というものになったわけです。

思えば、平成12年4月1日から施行の地方分権一括法により、自治体の役割は様変わりし、当町でも地域における行政を自主的かつ総合的に実施する役割を広く担うものとされ、自主性と自立性、住民との協働が大きく求められるようになったわけでして、法の趣旨を完遂するためにも、また従来随時表明されている諸原則、諸基準の整理体系化のためにも当町の行政指針の大きな柱を住民協働のもと樹立したらどうかと考えるものです。

そこで具体的な質問ですが、当町でもいわゆる自治体憲法とも言われる自治基本条例を制定し、地方分権をいっそうゆるぎないものとすべきだがどうか、町長のご見解を伺うものでございます。

 

最後に、町営住宅についてお伺いいたします。町営住宅については、平成16年6月定例議会全員協議会で、北部土地区画整理事業地内の埼玉県住宅供給公社の所有地1,065平方メートルの土地に、平成19年度完成を目途に鉄筋コンクリート3階建て規模の集合住宅を公社が建設し、町が土地及び建物を買い取る方向で整備方針を決定したことが報告されています。その後同年の12月議会では同僚議員の一般質問に答えて、戸数及び間取り等、詳細について関係課と協議を進めているところである。現在の入居者及び待機者等を考慮し、町営住宅建設計画の中で福祉との連携を図り、高齢者及び障害者の方々が安心かつ安全に生活していただけるよう配慮した住宅施設を検討しているところである等々、具体的施設内容が述べられています。早いもので同住宅の整備方針が決定されてから2年がたちました。来年度が完成と目途される町営住宅の建設計画のその後はどうかお伺いいたします。この件については先ほど前段者の質問による執行部の答弁で、諸事情で断念する、これから現状に即した整備を考えているとのことが表明されましたが、それでは具体的にどうするのかお伺いいたします。

◎菊池久美雄総務課長 青木議員のご質問の1、物を大切にする心につきましてお答え申し上げます。
 町の各公共施設につきましては、それぞれ所管課で管理をしておりまして、ふぐあい等の把握につきましては、通常の定期点検や目視によりましてそれぞれ確認をしてございます。
 また、軽微な修繕につきましては職員が直接行うなどして、施設を長く良好な状態で使用できるよう努めておりますが、財政状況も厳しいところでございますので、規模の大きい修繕につきましては、教育施設や公の施設など、児童や町民の方々が使用する施設を優先して実施をしているところでございます。
 今後も引き続き老朽箇所の早期発見と劣化防止に心がけまして、適正な維持管理に努めてまいりたいと考えております。
 また、ご質問の中でご指摘がございました庁舎の雨漏りの関係につきましては、過去において、屋上の防水シートと壁の一部補修を行ったところでございます。基本的な庁舎の機能を損なうことのないように、早目に修繕を行ってきているところでございます。
 また、物置の屋根がさびついているということでございますが、ご質問の建物につきましては、これは昭和50年代に建築したものでございまして、最初の目的は当時伊奈町にまだ常備消防がなかったために、当時の加藤操町長が常備消防を設置するためにご尽力をされていたわけですけれども、その一方で、加藤町長の発案によりまして、常備消防ができるまでの間、伊奈消防団のご協力をいただいて、冬の間、既設消防として夜6時から翌朝まで、毎晩団員が5人ぐらい泊まりこみで夜の火災に備えていたもので、夜間だけ消防団員による常備消防の体制をとっていた待機室として利用していたところでございます。その後、常備消防の体制が整いましたので、その後につきましては、作業員などの待機室として使用してきているものでございます。
 そのようなことで、あの建物も長い間風雪に耐えてきてございましたので、確かに屋根の方がさびてございます。ただ、まだ雨漏りはしておりませんので、今のところ支障はございませんが、機会を見て修繕はしたいと、そのように考えておるところでございます。

◎清水弘生活安全課長 青木議員ご質問のうち、循環バスにつきましてお答え申し上げます。
 町内循環バスいなまるは、平成15年1月に交通空白地帯の解消や、高齢者や子供などの交通手段を持たない人の足として、公共施設やニューシャトル各駅を結ぶ交通手段として運行を開始してから、間もなく3年半を迎えます。その間、多くの方々にご利用をいただいているところでございます。
 まず、初めに、利用実績でございますが、平成15年1月から3月までは4,867名、平成15年度は1万8,918人、平成16年度は2万958人、平成17年度は1万9,816人であり、本年3月末までに総利用者数は6万4,559人、1日当たり55.6人の方々にご利用をいただいております。
 次に、その間の町民や利用者からの要望でございますが、主な要望といたしましては、バス停の増設、逆周りの運行、講座時間に合わせた運行、ゆめくるへの乗り入れ、役場を終点に、総合センターでの待ち合わせ時間の短縮、北回りから図書館への乗り入れなどがございました。
 町でもこれらの要望にこたえるため、本年4月に運行時刻等、改正を行ったところでございます。
 今回の改正の内容といたしましては、1点目は、運行時刻の変更でございます。講座に合わせたお昼時間帯の運行と総合センターでの待ち時間を5分から10分程度に短縮いたしました。
 2点目は、バス停の増設でございますが、北循環では6か所、南循環ではふれあい活動センターゆめくるを含めた3か所、計9か所のバス停を増設いたしました。
 3点目は、ルートの変更でございますが、ふれあい活動センターゆめくるへの乗り入れと、北循環、南循環とも終点の総合センターの前に役場を経由するルートを設けたところでございます。
 この改正によりまして、逆回りの運行や北回りから図書館への乗り入れ以外の要望にこたえた改正ができたものと考えております。
 なお、利用者からは便利になったとの声をいただいているところでございます。
 次に、よりきめ細やかな運転経路の見直しにつきましてお答え申し上げます。
 町では、町内循環バス導入時から、日々町民の利用を、きめ細かな運行について検討してまいりました。今回の改正も、利用者に配慮した運行を実施したところでございます。
 しかしながら、町内循環バスに対する要望は多種多様でございます。それらの要望にこたえるために、多くの問題があると考えております。
 町といたしましては、それら課題を一つ一つ解決いたしまして、よりきめ細やかな町内循環バスの運行に今後とも努力してまいりたいと考えております。
 以上でございます。

◎内田芳男企画課長 青木議員のご質問のうち、自治基本条例について、いわゆる自治体憲法になるものを制定し、地方分権を一層揺るぎないものとすべきだがどうかにつきましてお答え申し上げます。
 自治基本条例は、住民の責務と役割、議会の責務と役割、首長の責務と役割、パブリックコメント、行政評価、危機管理、住民投票、情報公開、個人情報保護、場合によってはオンブズマンなどについて規定し、住民の役割や責務、自治体の政策の決定方法やその見直しの方法等を明確にするものでございます。
 全国的には、北海道のニセコ町で平成12年に制定され、県内では、草加市ほか3団体で制定し、他の自治体でも制定をし、あるいは制定の準備をしているようでございます。
 自治基本条例は、自治体の最高法規として位置づけられることから、そこに規定するさまざまな事項を行う制度もあわせて制定する必要があります。よって、その制定方法も決め方、例えば住民投票によるか、議会の特別議決事項とするとかから考える必要があり、簡単にできる作業ではないものと認識しております。
 地方財政計画も地方公務員の削減も国が基本方針を定めてしまう状況下で、どれだけ地方自治を貫くことが可能なのか、難しい部分もございます。地方自治は、法令上、我が国の最高法規でございます憲法やその他の法律で定められており、住民や議会の責務や役割は条例として明文化しなくても、当然ご認識いただいているものと理解しております。
 各施策の決定方法につきましても、議会による検討、各種審議会等の審議、また、場合によっては直接住民の声を聞いて行われており、地方自治は、現状でも十分機能しているように考えておりますが、一方では、今までの制度では本当の意味での地方自治やこれからの地方自治はやっていけないという意見もございまして、自治基本条例を制定する団体もあるようでございます。
 今後、伊奈町としましては、いかに行政施策に取り組んでいけばよいかということになると思いますが、現在、町の大きな計画や施策については、町民の代表である審議会などの意見を聞いたりしている状況でございまして、自治基本条例の制定につきましてもいろいろな要素を加味いたしまして、今後研究していきたいというふうに考えています。
 以上でございます

◎渡辺善行都市計画課長 ご質問のうち4点目、町営住宅の建設についてお答え申し上げます。
 町営住宅の整備につきましては、さきの金子議員の答弁と重複いたしますが、平成16年6月定例議会の全員協議会で、平成19年度建設完成を目途に買収方式で整備する方針を決定したことをご報告いたしまして、建設予定地を各常任委員会でご視察をいただいたところでございますが、その後、町の主要事業として平成16、17年度に小針北小の建設、平成18年度、北保育所、子育て支援センター等の建設、平成19年度には小針中の増築工事が予定されており、これらの事業が優先かつ急務であったこと、また、町財政の状況等を勘案しますと、町営住宅の整備につきましては、当初予定していた平成19年度の建設完成は断念せざるを得ない状況でございます。
 今後は、整備時期及び整備方針について、再度現状に即した見直しを図り、早期に整備可能となるよう努力してまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りたいと存じます

◆8番青木久男議員 それぞれご答弁ありがとうございました。
 第1点目の公共物を大事に使って長持ちさせたらどうかという私の提言でございます。
 これは、前年度の私のテニスコートに関する一般質問でも申し上げましたけれども、メンテナンスをしっかりやっていれば、そんなに大金がかからなくても済む、あるいはいずれ重整備というんでしょうか、そういうものが必要になる時期が来るかもしれませんけれども、その時期が長くなるということで、例えば一般の民間ですと15年、20年ぐらいで重整備をするところもございます。また整備を、少し言葉は変ですけれども、少な目にやっていると、5年ごとに重整備をしなくてはならないというようなことにもつながるわけでございます。
 公共物でなくて、先ほども前段者からありましたけれども、もったいないという言葉は大変日本のいい言葉だと私も自負しております。そして、国際語にもなりつつあるんだなというふうに伺っております。先ほどの話は生ごみの件でございましたけれども、私は自分のものであれ人のものであれ、大切に使うということはとても大事なことであるというふうに考えております。
 それで、町長に1つお伺いしますけれども、質問の中に、前段でございました財産管理についての当局の心得、考え方、基本的なものは何なのか、町長のご見解を伺いたいと思います。
 管理方法にはいろいろあると思います。それから予算等の兼ね合いもあるし、順番等もあると思いますけれども、そこら辺、どのようにとらえておられるのかお伺いしたいと思います。もちろん、人のものを預かるという立場であれば、善管注意義務ということが必要かと思いますが、いかがでしょうか。ご答弁のほどお願いいたします。
 それから、2番目の循環バスでございます。
 これも前段者から同様な質疑がございました。私が伺いたいことは、やはりせっかく導入したものですから、しっかりと町民の足になるように変身していただきたいと思うのが精いっぱいでございます。変身してというのは、今、どう見ましてもちょっと人数的に利用者が少ないかなというのが実感なんですけれども、昨年度は1万9,000人余の実績があるということを伺いましたけれども、まだまだこれは少ないなというふうに思います。
 実際、何か乗客は空気しかないんじゃないかなというのに何度もお目にかかることもございます。
 それから、また住民の方にも停留所の問題だの、運行経路だの、いろんな要望等が寄せられているというような話も先ほど伺いました。それぞれの意見を聞くわけにはいきませんけれども、最大多数的なものでもってやっていく、それには町は何を優先するか、何を大事にするのかということを1つ決めたら、案外解決は簡単なのかなというふうに思います。
 何を優先するか、交通弱者と言われております、あるいは自家用車等を持たない、私の言葉ですけれども、私的交通手段に欠けるというような表現をしておりますけれども、そういう方が町内の各施設へ行き来する、あるいは役場に来るというようなときに、何を大事にしているんだろうか、スピードなんだろうか、それとも便利さなんだろうか、時間なんだろうか、ちょっとつっかけぐらいの気持ちで乗ったところが役場に行くバスであったり、あるいはニューシャトルの駅に行くバスであったり、時間は多少かかってもいいから、しかしそれしかないという方に優先的に回すというようなふうに考えたらどうかなと、私はそっちを優先したらどうかと思うんですけれども、もう一度、何を最大限優先しているのか、あれもこれもというと案外結果的に何もできないというふうになってしまうのかなというふうに思いますので、一番大事なものは何だと考えているのかということをお伺いしたいと思います。
 3番目の基本自治条例でございます。
 これは、逢坂氏がニセコ町長3期目のときに先駆けとして手がけたということで有名でございます。現在、県内にも幾つか条例化されている自治体があると思います。詳しくは私も把握しておるわけではございませんけれども、ホームページなどをちょっと見た限りでは、平成15年、早々と鳩山町、それから16年には富士見市というように導入しているところがあるようでございます。
 そのほか策定中のところもありますし、先日、所沢市議会の方の議員にちょっとお伺いしましたら、所沢市議会では12月に特別委員会を設置して、今、検討中であるというような話も伺っております。
 住民基本条例というのは何をするのか、先ほど答弁がございましたけれども、結局、地方分権というものがどこの地方も同じ顔をしたものではないんだと。歴史あるいは地形、風土等が変わるとともに、もちろん人間の個性的なものもいろいろと地方によって違うと思うんですけれども、その自治体によって、こういう特性を生かした住民に密接な行政を行っていきたいんだというようなことで、皆さん基本条例あるいはまちづくり条例、名前はいろいろございますけれども行っておるようでございます。
 ちょっと二、三見ますと、それぞれ自分の住んでいるところを伸ばしていくんだというような、自治体がそういう住民自治の発展のために燃えているというような目的条項等を伺うと、伊奈町もいろんなところで、例えば埼玉県一の安心・安全なまちというような町長の公約もございますけれども、いろんな施策、方針、基本精神ですか、そういうものがあちこちに述べられているんですね。
 それで、私、ちょっとここに昨年度策定された総合振興計画に、そういうワンフレーズというのはどういうものがあるのか、ちょっと伺って、見てみましたら、まず、1ページ目には、町の将来像、「自然と調和した、ふれあい・安心安全・住みよいまち」というふうにございます。
 こう、何ページかめくってみますと、町の個性、特色を生かす自立した都市を目指すというような言葉もございます。全部拾うわけではないですけれども、もう二、三紹介させていただきますと、本町の基本的な構成として、「水とみどりの軸」から構成しているとか「ふれあい」という言葉、それから「にぎわい」というような言葉、「いきいき」と「ゆとり」、そういう言葉も多々出ております。そして「ふれあい」の重視、「安らぎ」の重視、「支え合い」の重視、そして「いきいき参加創造プロジェクト」「にぎわい交流創造プロジェクト」「ゆとり快適創造プロジェクト」といろんなふうに載っております。
 これは、それはそれでいいんですけれども、こういうようなそれぞれのフレーズというものは法令化されたものではございません。例えばこういうものが条例として担保されたものであるのと、またちょっと趣が違うなというふうに思います。
 町長の公約、大変私もすばらしい公約だなというふうに、最近とみに感じておりますけれども、これも町民が支持したということでは大変重みがありますけれども、単なる公約と言えば公約でございます。
 そういうような観点から、町長に1つお伺いいたしますけれども、安心・安全のまちづくり、基本にするんだと、大変これでは概念が広すぎるような気がします。人権の保障とか町民の意見の反映とか、住民の権利保護、制度保障、自治実現のための基本となるもの、町長はどのようにとらえておられるのか、ひとつご紹介いただけたらありがたいというふうに思います。
 4番目の町営住宅についてお伺いいたします。
 私も平成14年度に、同じ年度に2回ほど質問してしまった覚えがあるこの町営住宅建設計画ですね。住民福祉の向上のために、ちょっと大分古いのではないかと、住民のためにひとつ考えてくださいよというようなお願いをしました。以来、4年がたちましたけれども、その間にも同僚議員が複数、何名かの方が質問をしておられます。
 そして、先ほど壇上で私が述べましたようなことを平成16年6月あるいは12月に伺ったわけでございます。その後、どうなっているのかな、一向に話が進まないなというような感じがしておりましたら、きょう、突然私は伺ったんですけれども、平成19年度は断念したというふうな理解でよろしいんでしょうか。それとも全く断念してしまったでしょうか。そこら辺、私もちょっとわかりにくかったので、もう一度質問させていただきます。
 早期にやりたいんだと、早期にどうにかしたいんだと、それまではどうするんだろうと。前段者の答弁では、現状に即した整備を考えていると。当面、現状のままでしのいでいくのか、あるいは簡単な改築等を考えておられるのか、もう少しここで具体的な話を伺わないと、いつの間にそうなったんだと、私も住民の1人として首をかしげざるを得なくなります。
 よい方向に進むのでしたら一向に構いませんけれども、現在の場所、地権者がおられると思うんですけれども、地権者の方の気持ち、意向等ももちろんあると思います。そこら辺をどのように把握しておられるのか、内宿の方は完全に断念してしまうのか、あるいは現状に即してということは、現在のところにどうにか何かを考えておるのか、もう少し詳しくご答弁いただきたいと思います。
 とりあえず以上です
◎野川和好町長 青木議員の再質問にお答えします。
 公共物の管理には自分のもののように対処していけということと、自分のもの以上に注意を払いなさいということで、町長どういうふうに考えているんだと、基本的にどういうふうに考えているんだということでございますが、住民の健康管理やそういったものに、福祉の増進等に建物が使われるわけでございますので、そういったことに対して支障のないような管理をしていきたいと思っております。
 また、整備等については、就任した当時から話をしているのは、自分の家を直すつもりでやっていただきたいと。自分の家の玄関を直すとかおふろ場を直すと、そういった感覚でしっかりとした入札やメモを届けてもらいたいと、失礼、やっていただきたいと、それが公共施設に対する意見でございます。私の考えでございます。
 それと、循環バスの場合ですが、最大計数をとりなさいということで、きのうの鳥井議員さんでしたか、答弁をしたんですが、私自身すごく毎日、ちょうど2階から見ていまして、あそこへ入っていく姿を見ていまして、本当に数えるほどしか乗っていないんですね。
 ですから、実を言いますと青木議員さんのご指摘どおり、私自身も悩んでいるのが現状でございます。いろんなご意見、きのういただいたわけですが、そういったものを踏まえて、今後、本当に真剣に取り組んでいく課題の1つだと思っております。
 このニセコ町の話でございますが、ニセコは12年の12月27日ですか、策定されて、施行が4月1日だったですか、町長さんが立派な方でございまして、制定第1号でやったわけでございまして、そういうような中で、基本的にこれは住民参加のことが一番うたわれているものだと思います。
 先ほどいろんな私の考え方も、ここに公約、今あったんですが、このことも言われました。大変ありがたく思っておるわけでございますが、その中で私自身、このことをやらないんじゃなくて、伊奈町の場合は、今まではこの計画や策定に当たっては、町民の代表である各種審議会や委員さんの意見を聞いたり、広報による意見聴取を行ってきて今まで策定してきたわけでございます。
 この策定企画立案実施評価に町民の方々の参画いただくことは、大変有意義で、大変それぞれにすばらしいことだと思いますが、意見を言わない方、そしてまたそれらの方々に信託をしている方々、ある意味では議員さんも含めてでございますが、そういった審議会の方々の意見はどのようにまた反映していくのかというふうに、いろいろと難しい問題があるなというふうに考えております。
 このことに関しては異論はないわけでございますが、今後ともこれは私自身の研究課題として考えております。
 町営住宅の方でございますが、町営住宅は、私が16年の5月に就任したわけでございます。5月にこれ、早速出したわけでございますが、そのときの話が、今までの地権者が今度は契約しないんだよというふうに言われていたというふうにお聞きしました、私自身。ですから、それでは大変なことになったなということで、では、この期間中に頑張ろうということでやっていましたら、どこかから話が変わりまして、実を言いますと、幾らでも使ってくださいということになっていました。びっくりしました、私も。そういった形で、それと予算等もあります。それがかみ合わせてこのような決定をしてきたわけでございます。
 この町営住宅に対しましては、議員がおっしゃったとおり、福祉とかそういった住みよい住宅をつくっていければと思っております。
 以上でございます。

◆8番青木久男議員  どうもありがとうございました。
 公共物は、先ほど私、物置というふうに、駐車場の方の物置というふうな発言しましたけれども、お話を伺ってみると物置ではないような、待機室というようなことで、大変失礼いたしました。
 ただ、ああいうさびついたものを一般住民が見たらどう思うだろうか、物を大切にしているのかあるいはしていないのか、明らかだと思いますので、そういうようなことのないように、ひとつ襟を正してやっていただきたいと思います。壊れてしまったら直せばいいんだという考えでは困るわけでございます。
 循環バスでございます。
 私は、やはり交通手段に欠ける人たちのためにということで、所期の目的がそうであるならば、多少時間がかかっても、こと細かく、もう少し細かく回るというようなことを優先的に考えてもいいかなというふうに思うわけでございます。
 それから、町長に自治基本条例のことについてお伺いしました。基本となるものは何かというような、伺ったわけでございます。これは要望として、地方分権を推進するということをせんじ詰めると、先ほども話しましたけれども、自治体同士の特色化というものが大事ではないかというふうに私は思うわけでございます。
 伊奈町独自の顔となる行政上の基本姿勢が一目でわかるような、そういうようなものをつくり上げておく必要があるのではないかなというふうに思います。
 それから、町営住宅でございます。
 断念したのはいつなんでしょうか。私はきょう聞いたんでございますけれども、そういう話が進んでおられるんでございましたならば、もう少し早く出していただければ、私なんかもここで、あるいはもう一人の同僚の議員の方もおられたと思うんですけれども、一般質問をしないでも済んだのかなというふうに思うわけでございます。
 そういう話で、白紙じゃないですけれども、さっきの話ですと、白紙とは言っておりませんけれども、19年度は断念するということで、まだいま一つはっきりしないことは、地権者が同意を得られたというようなことですと、内宿の方はどうなんだろうという、時期が来ればまたそっちもやるのかな、あるいはやらないのか、いま一つはっきりしないんですけれども、確定していただきたいというふうに思うわけです。そうでないと、私たちも住民に対してどう説明していいのかわからないわけでございます。
 町長、先ほどお話ありましたように、これは16年6月の議会でそういう体制でやるんだというような話を伺ったわけで、町長は就任してすぐですよね。まだ1か月たっているかいないかというところだったと思います。大変重要な政策、前から引き継いできたのかなというふうに思うんですけれども、一応ゴーサインを出したんですから、それなりにその後もやってきたと思うんです。
 そのやってきた中で、相手がおるわけですよね。県の住宅供給公社ですか、16年12月の議会では、間取りとか利用者に便利なように、いろんな検討を、協議を進めるところでございますというふうな発言をしておられるわけでございますけれども、そういうような協議をどこら辺まで進めて、それでどこら辺でもう断念してしまったのか、あるいは向こうから、それじゃ、いいですよというようなことなのか、あるいはどういうことか、いま一つ、内宿の方の現地がどうなるのかもわからないんですから、私も考えが少し早とちりかもしれませんけれども、片や現在の地権者がいつまでも使ってくださいよという話もあるんでしたら、そっちをどうするのか、いま一つ、ここでできるだけの範囲で結構ですので、お話ししていただきたいというふうに思います。
 以上です。
◎野川和好町長 青木議員の再質問にお答えしますが、流れから申し上げさせていただきますと、5月14日ですか、就任させていただきまして、金曜日に。その段階では、その日はなかったんですけれども、その後に合併問題がありました、ずっと。その次の週から22日、29日でしたか。そういう中で、その前から協議していた町営住宅だったそうでございます。
 それで、私のところへ来て、これはもう契約ができないんだということを聞きました。今の地権者の方ですね。それじゃ、困ったなということで、早急に今までの協議事項があるので、継続も力だろうと思いましたので、実を言うと詳しく地権者ともお話ししないで、私自身もそのまま、それが確かな情報だと思っていましたので、そのような形で来まして、途中から予算等のことを考えて、今の段階では町営住宅はちょっと厳しいものが出てきているなということで、ことしの3月にですか、担当の方から全協でしたか、説明をさせていただいた……
   〔「委員会です」と言う人あり〕
◎野川和好町長 委員会ですか、すみません、失礼しました。当初予算の委員会でしたね。私もちょっと記憶が薄れていましてすみません。そういった形でやったものですから、きょう、青木さんにはそれがわからなかったということだったのでございますが、その辺はちょっと私どもも説明不足かと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
 以上でございます。
   〔「まだあると思うんですが、私の質問が。どっちをやっていくのか考えがあるのかないのか」と言う人あり〕

◎野川和好町長 失礼しました。今の段階で申し上げますと、今の、これから求めようと思っているところは、県の土地でございます、まだ。ですから、まだ買い取っているわけではございませんので、できれば今の土地を、今やっている町営住宅のところを進めていければ、予算的にはいいのかなというふうに考えております。
 決してやめたわけではございませんので、これから継続してやっていきますが、今の段階では今までのところを考えております。

◆8番青木久男議員  そうしますと、私もちょっとうっかりしていたんですけれども、3月の時点でそういうことは表明されていたんだということなんで、私、うっかりしておりました。何か、委員会というと、どこの委員会だったでしょうか。
 それから、あと地権者の方、私もよく存じている方でございますけれども、長年お世話になりました。その方が好意で使ってくださいよと、これは本当にありがたいことでございます。感謝したいと思います。
 そうしますと、そこにそのままの、要するに、今、費用がたくさんほかの小学校や保育所でお金がかかるので、いましばらく我慢してもらって、そこにいずれは建てかえるとか、そういうことを考えておられるのか、あるいは全くこのままで行ってしまうんですよ、あと5年や10年というのか、あるいはもうそういう考えでしたら、県の方の住宅供給公社との話し合いはすっぱりやめてしまうとか、あるいは途中でやめられませんよなんていう話になっても困るかなというふうに思うんですけれども、そちらの方は簡単にやめられるものなんでしょうか、そこら辺。
 それから、ちょっと二、三、複雑というか錯綜しておりますけれども、できましたら整理してお答えしてください。
◎細田藤夫助役 お答えしたいと思います。
 先ほどの土地は、今までの地主さんがいつまでも貸してもいいよというような返事をしていると町長から説明ありましたが、それについてまだ細かな話はしておりませんので、これから新築そのものについてはまだ話し合っておりません。ただ、新しいものをつくるということになりますとどうなのかなという部分もありますので、これからそれらは詰めていければいいのかなと思います。
 県の関係でございますが、これは県の関係は、もう既に職員の方が県の方と打ち合わせをして進めております。まだ町の方もはっきりした、では、どこどこへやりますというような返事はしておりませんので、ただ、町の方の返事を早く聞かせていただきたいということで、考え方は県の方もよく理解したと、こういう話はいただいておるところでございます
◆8番青木久男議員  納得のいくまで質問をしたいんですけれども、これで最後にしたいと思いますけれども、そうしますと、両方視野に入れてしばらくやっていくということなんでしょうか。
 現在地の方にしろ、いずれにしろつくるんでしたらばお金はかかると思うんですよね。費用的なものでしたらどっちも同じじゃないかなと思うんです。
 ただ、今までの長年お世話になった地権者の方の方にそういうふうな気持ちがあるんでしたら、伊奈町もぜひお世話になりますよという気持ちがあるんでしたら、県の方はもう断ってもいいかなというふうに思うんですけれども。当分の間両方でやっていくということなんでしょうか。そこら辺、今、1つだけお伺いさせていただきます
◎細田藤夫助役 今の質問に対してでございますけれども、今まで県の方にここでお願いしますということでお願いしてしまってあるものですから、それらについては白紙に戻して、改めてお願いするんであれば改めてお願いするし、そういうことに対して、県の方からよく理解しましたということで、町の方から返事をいただければ、それは県の方がほかのところへ売却するなり何なり、今後新しい計画を持ちたいと、こういうことでございます
◆8番青木久男議員  了解いたしました。いずれにしろ、必要があって町営住宅の改築というような話も持ち上がったわけでございますから、住民の福祉の向上、いささかもマイナスにならないような行政指針でもって、この件には当たっていってほしいと思います。
 私の一般質問、これで終わりにいたします。ありがとうございました。










議会議事録

平成18年6月議会