平成27年度伊奈町一般会計歳入歳出予算に賛成する討論
平成27年3月、本会議








 


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議会議事録

議席番号14、民主党無所属の会の青木久男 です。
 私は、平成26年度伊奈町一般会計決算認定に賛成の立場で討論いたします。
 ご承知のとおり、平成26年度は野川町長就任以来、10年の節目の年でありました。町長は就任以来一貫して、誰もが安心して安全に暮らせるまちづくりをモットーに全力を傾注し、それこそ粉骨砕身、町政に取り組んできましたが、本決算もその例外でなく、高く評価されるべきであります。
 まず、決算の概要を見てみます。歳入総額117億3,000万円、町税では町たばこ税以外の町民、固定、軽自動車の3税は、どれも昨年と比べ増収となっています。町税の徴収率は93.9%で、近隣と比べ高いほうではありませんが、昨年度比0.6%のプラスの実績ですので、今後のさらなる徴収率アップの期待も込めて、よしといたします。
 町税の歳入総額に占める割合は47.4%で、上尾市の51.2%には及びませんが、その他近隣市より高くなっています。歳出総額は112億2,800万円で、歳入との差額から翌年度へ繰り越すべき財源560万円ほどを差し引いたいわゆる実質収支は、5億500万円ほどでありました。
 次に、歳出の主な事業や新規事業で目についたものを挙げます。1丁目1番地の安心・安全対策では、町総合センターの耐震補強工事(1・2階部分)が完成しました。費用の2億1,000万円は、負担額順に地方債、国庫支出金、それに一般財源となっています。
 公共施設の耐震化ですが、小・中学校の耐震化については、平成11年度小室小学校の北校舎を皮切りに計画的に進められ、平成24年度の伊奈中学校の耐震化工事完了で、町内の小・中学校は耐震化率100%を達しておりますことをつけ加えておきます。
 町道2017号線いな穂街道全長3,260メートルは、平成8年度に事業開始され、測量、設計、買収、工事と少しずつ北から南へ順次拡幅改良され、現在に至っております。平成26年度には、残り1,500メートルのうち約500メートルを完成しました。費用は繰り越し分を含めて1億9,900万円で、負担額順に地方債、国庫支出金、それに一般財源となっています。
 残りは今年度中に完成予定です。本来の目標年次は平成28年度ですが、町長の、自己の任期中にぜひとも終了したいという強い信念が、1年前倒しという結果にあらわれたものと言えます。
 ニューシャトル伊奈線の羽貫駅にエレベーターが設置されました。平成19年の内宿駅、25年の丸山駅に続いて、町内5駅中3駅がバリアフリー化しました。事業費1億1,600万円のうち、地方債7,500万円、県支出金2,000万円、残りは一般財源でした。残る2駅のうち、次は伊奈中央駅と決まっています。
 実施が年度途中になった10月からのパスポート発給事業では137件の実績があり、1月からの町税3税と国保税のコンビニ収納開始などを含めて、住民の利便性に立った新規事業で、とても好評であります。
 ただいま実績の一部を紹介しましたが、全体を見ますと、限りある予算を的確に処理し、4万数千町民の住民福祉の向上に大いに貢献されておりますことは明々白々であります。
 以上をもって私の賛成討論といたします。ありがとうございました。