平成27年度伊奈町一般会計歳入歳出予算に賛成する討論
平成27年3月、本会議




 議席番号13番、民主党の青木久男でございます。
 私は、第5号議案 平成27年度伊奈町一般会計歳入歳出予算について、賛成の立場で討論をいたします。
 ことし1月、役場で開かれた町商工会等主催の恒例の新春経済講演会で、講師は毎日新聞論説委員の与良正雄氏でした。講演の中で氏は、アベノミクスの第3の矢、成長戦略の根幹はずばり規制改革にありとするが、政府はもちろん誰もどの分野の規制緩和が適時打になるかわかっていないところがみそだとの話が印象的でした。今のところ、それが農協改革だというにはインパクトが少な過ぎます。いずれにしろ、大企業から中小零細企業への、また都市から地方へ等々のいわゆる経済の好循環の実現にはほど遠いというのが大方の実感であります。
 さて、平成27年度は、町長3期目の最後の年、仕上げの年になります。就任当初の公約をしっかりと果たすべく全力で取り組むとのさきの施政方針では、引用した経営の神様と言われた松下幸之助翁の意味すること、すなわち何としてもなし遂げるんだという強い気持ちが新しいものを生み出すという、言葉どおりの強い決意が表明されました。
 平成27年度の一般会計予算額は113億6,800万円で、前年度比6,200万円、0.5%の減となっています。景気は緩やかな回復基調と予想され、税収は微増となっています。しかしながら、昨年の消費税率の引き上げによる先行きの不透明感は払拭できずにおり、歳入の急激な伸びは期待できない状況であります。このような財政状況の中、ことしも例年どおり事業の厳選とその実施には、各種補助金の活用や地方債等を利用した予算編成をしたとのことであります。
 また、平成27年度は、今後10年間の新総合振興計画の初めであり、新たな町の将来像、ずっと住みたい緑にあふれた安心・安全なまちの実現、地方創生に向けた最初の予算であります。主なものとして、いな穂街道の整備工事は1億9,100万円の予算で、今年度で全線開通となります。通例ですと、補助金を利用しながら毎年分割工事をし、あと3年はかかるだろうと言われた残りの区間でしたが、昨年度、県の補助金がほぼ見込みの2倍充てられたという幸運にも恵まれ、一気に進捗したものです。町長の任期中に完成したいという強い信念が実を結んだものの一例であります。
 緑の保全推進事業では、緑のトラスト13号地、無線山・KDDIの森の散策路整備工事798万2,000円は、全面積4.8ヘクタールの町取得分1.8ヘクタールの町工事分で、残りは県が負担します。額は少ないですが、地域の資源を利用したこの事業は、観光集客を見込める将来性のある事業と言えます。県とのタイアップは、これまた町長の県への発言力のたまものと言えます。
 ニューシャトル伊奈線の町内5駅のエレベーター設置事業は、残るところあと2基ですが、伊奈中央駅に設置に向けた基本調査費324万円が計上されました。完成は2年後ですが、設置を強く望んでいた近くの住民には朗報です。残る志久駅にもなるべく早く設置したいものです。
 このほか本予算の目玉としては、子ども・子育て支援制度の児童クラブは、現6か所から13か所に増設、対象学年が小5、小6まで拡大されることと、民間保育所の整備促進事業、そのほかにふるさと寄附金事業の開設、受診や健康講座に参加するとポイントがたまる健康マイレージ事業等々、枚挙にいとまがありません。
 しかしながら、新年度予算の内容をくまなく紹介するのは本論の目的ではありません。そのほかは割愛します。
 以上、総合的に判断してみますと、みずからの任期を意識した諸施策があり、喫緊の課題である子ども・子育て支援やふるさと創生事業もしっかり盛ってあり、さらに、今後10年間の新総合振興計画には将来の伊奈町像をも見渡している本予算は高く評価されるべきであることを強調し、私の賛成討論といたします。ありがとうございました。

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